アメリカでの国際モラハラ離婚

モラ妻からのモラハラ実例、そこからの学び、人生の立て直しを綴ります

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New Jerseyでの離婚の際に行われるEarly Settlement Panel(ESP)

Early Settlement Panel (ESP)

New Jersey州の離婚裁判では、裁判所が定めたプロセスを経ます。

これは、可能な限りTrial(最終裁判)になることを避けて、夫婦で同意に至ることを目的としています。

Early Settlement Panel (ESP)は、そのプロセスの一つです。

日本での調停というよりは、調停を目的とした模擬裁判のような形態をとります。

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Image by Sang Hyun Cho via Pixabay

 

Early Settlement Panel (ESP) outline (概要)

2-3人のボランティア離婚弁護士がPanelistとして参加し離婚に向けての様々な取り決めに関して提案を行います。

事前に、離婚する夫婦は、それぞれの弁護士から、ESP statementと呼ばれる提案書をESPの一週間前までにPanelistに提出します。

ESP statementの他に、Case Information Statement (CIS)も事前に提出します。

CISは、給料、資産、負債などの経済状況をまとめた書類です。

Panelistは、ESP statementとCISをベースにして、親権、監護権、Alimony、養育費などの提案を行います。

その後、Panelist、弁護士、離婚する夫婦で話し合いが行われます。

Panelistへ質問することも可能です。

このESPで双方が離婚の条件について同意すれば、離婚が成立します。

同意しない場合は、次のステップのEconomic MediationのMediator(調停を行う弁護士)の候補を何人か上げて終了です。

裁判所へは、同意に至らなかったことを報告します。

裁判所は、Economic Mediationの次のステップ(Intensive Settlement Panel)の日程を決めます。

Economic Mediationは、Intensive Settlement Panelよりも前に行うことになります。

僕の場合は、ESPの当日中には、候補に挙がったMediatorに依頼のメールを出しました。

このESPでの提案や議論の内容が裁判所へ報告されることはりません。

これがTrialとなった場合に、裁判官が何らかの先入観を持つことを防ぐためです。

僕としては、モラ妻が、異常な提案をしたから同意に至らなかったことをむしろ、裁判官に知って貰いたいところです。

 

Panelistの判断基準

この模擬裁判で裁判官役をするPanelistは、何を基準に判断し提案を行うのかを知っておくことは重要です。

Panelistは、これが実際に本当のTrial(裁判)となった場合に、実際の裁判官が下すであろう判決を予想して提案をします。

ESPでSettlementに至らなかったものの一部はTrialとなりますが、ESPで行われる提案とTrialでの判決はほぼ一致するそうです。

さらにお金と時間を使ってTrialまで行っても何も変わりませんよ。

この場で同意した方が良いですよってことです。

 

Trial(最終裁判)に直接行くことは出来ない

ある程度、話の通じる人なら、ESPのようなステップは助けになります。

実施にTrial(裁判)となるのはすべての離婚裁判の2%です。

でも、僕の離婚するモラハラ妻のように全く話し合いでは解決しそうにない場合は、このようなステップは省いて、直接Trialに行きたいのが本音です。

途中のステップと言えど、時間も費用もかかるわけですから、それらが役に立たない可能性が高いならば、すっ飛ばして、直接Trialに行きたいです。

僕は、自分の弁護士にそれが可能か聞いたことがあるのですが、不可能だそうです。

これらの途中のステップを踏み、そのすべてで同意に至らない場合だけにTrialが許されます。

辛抱ですね。

 

コロナの影響でオンライン

現在は、コロナの影響で、ESPはオンラインで行われました。

朝10時にオンライン待合室に全員集合。

Panelists、弁護士、僕、モラ妻、その他の裁判所に行く用事のある人がオンライン待合室に集まります。

その後、個別の会議室へ振り分けらる手順です。

 

余談 

全く、偶然の不思議なご縁なのですが、このオンライン待合室に知り合いがいました。

僕らの住居の一軒家を購入するときに仲介をしてくれた不動産エージェントです。

この家を購入し引っ越してから、モラハラ妻のDVモラハラと子供への虐待が苛烈になり離婚の決意をしました。

この離婚裁判の過程で、僕ら夫婦が終了し、どちらか一方はこの家を去るタイミングで、この家の購入に関わった不動産エージェントに全くの偶然で再会するとは、不思議な縁だと思いました。

僕らのESP関係者以外で、このオンライン待合室に集まったのは、3人くらいでした。

その中に自分の家の売買を仲介した不動産エージェントがいるなんて。

何か意味があるのでしょうね。

この不動産エージェントも僕とモラ妻が裁判所にいてびっくりしたと思います。

不動産エージェントが何のために裁判所を訪れたのかは分かりません。

ときどき、客不足できついから、クライアントを紹介して欲しいと僕に電話があったりしたので、自己破産かもしれません。

実際に僕がクライアントを紹介し不動産取引が成立したこともあります。

 

まとめ

New Jerseyの離婚裁判の過程で行われるEarly Settlement Panel (ESP)は、Trialまでもつれ込まないことを目的に行われる模擬裁判です。

ボランティアの離婚弁護士が裁判官役をして離婚条件の提案をします。

ESP statementとCISを事前に提出する必要があります。

ESPの内容は、裁判所に伝えられることはありませんが、ESPでの提案と実際にTrialとなった場合の判決は一致することが多いです。