離婚時の不均等分配
アメリカでは、離婚時の財産分与は、50%の均等配分が基本ですが、不均等分配が認められることがあります。
一方に浪費があった場合です。
英語ではDissipationと言います。
浪費を受けた側が50%以上の財産分与を受けることが可能です。
アメリカで配偶者による浪費に苦しんでいる方はその証拠を残して下さい。
その浪費の程度が、我が家のように生活そのものを脅かすレベルになれば離婚を考えざるを得ません。
必ず証拠を残しましょう。
共同口座を解約後に気づいた失敗
以前の「銀行口座から妻を締め出す」の後の話です。
妻との共同口座を解約して新たな僕一人の名義の口座を開設後、ふと、しまった!と思いました。それは、その共同口座の過去の明細を保存し忘れたことです。その口座と繋がっていた妻名義のクレジットカードの明細も保存し忘れました。そこに記録されていた妻の浪費(経済的虐待)の証拠を取るのを忘れてしまいました。
上述の理由で、離婚を視野にいれた場合、浪費の証拠を残すことは大事なのですが。。
すっかり忘れていました。
精神的にも経済的にも追い詰められて、もがきながら起こした行動です。何もかも完璧には出来ない、多少の失敗は仕方がないと自分を納得させるしかありませんでした。
気を取り直して証拠を残す
済んでしまったものは仕方がないので、残っている共同口座とまだ僕ががアクセス可能な妻名義のクレジットカードの明細をダウンロードして保存しました。僕の名義のカード(妻も使用可能)の明細も保存しました。
この保存出来た方が、妻がメインに浪費を繰り返したカードだったことは不幸中の幸いでした。
2019年月間平均赤字
僕は、ずっと家計簿をエクセルでつけています。保存した明細と照らし合わせながら、家計簿への記入漏れを埋めて行きました。2019年はいろいろありましたから、妻からの申告洩れが多くありました。
僕の給料との差額で考えるなら、2019年の一ヶ月の平均赤字は、約$2,000でした。$1=100円なら、20万円です。ちなみに、妻の学費$17,000/yearは含んでいません。
こんな生活をもう何年も続けています。僕の収入が少なすぎる!と罵声を浴びながら。
もちろん、すべての支出が浪費ではありません。必要な出費も含まれています。それでも収入の範囲内で何とかしようという気持ちが、妻にはかなり欠けていると思います。正確には中毒症状に近いのでしょう。お金を使って得られる快感から抜け出すことが出来ず、冷静な判断や計算は、もう、出来ていないと思います。経済的破滅を顧みず、薬物を買いあさっている中毒者に近いと思います。この赤字額を見れば明らかです。
経済的虐待の記録をまとめる
比較的記憶が残っている2019年分だけですが、浪費や経済的DVと考えれる以下2つの支出を記録に残しました。
1)妻が僕に全く相談なく購入したもの。
例)子どもへのコンピューター $1,500. 子どもへの勉強机と椅子 $1,000.ピアノレッスン 月額$400. 以前記事にしたBoston旅行関連費用 約$1,000などです。
やはり、これくらい高額で、家計の収入を超えて赤字転落するのですから、一言くらい相談して欲しいと思うのです。それから、子どもへのコンピューターやら勉強机の購入、ピアノレッスンを始めるというのは、子育ての大きなイベントです。そこから、全く仲間外れにされている父親というのは、本当に寂しいものです。給料を運んでくる「もの」として扱われていると感じます。
2)家計のために支出を考えて直して欲しいと僕が妻にお願いしたにも関わらず全く聞き入れて貰えなかったもの。
例)Whole foods marketでの食材の購入。スーパーマーケットの一つですが、かなり高額です。妻はぼぼすべての食材をここから購入しています。2019年は、一ヵ月、約$1,200-2,000をここに使いました。世帯収入が我が家の2倍ある人でも、” We cannot afford whole foods market.” 「私達でも賄えない」と言っていました。これ以外にも、いろいろありますが、妻が僕の訴えを聞き入れて考え直してくれたものは一つもありません。
僕が妻に家計でお願いしていることは、たった一つです。
収入の範囲内でやりくりして欲しい。
それだけです。食材にこだわるなら、それは構わない。でも、その分、子どものコンピューターは諦める。勉強机はもう少し安いものを買う、ピアノレッスンはやめるなどで、バランスを取って欲しいと頼んでいるのですが、全く受け入れて貰えません。
希望が持てない
一ヵ月$2,000の赤字で、僕の手取りは約$4,200-4,400です。給料を50%アップしてやっとトントンです。それでも貯金は出来ないのです。大学に勤める僕のキャリアで考えると次はAssociate Professor (准教授)、そして、Professor(教授)という道です。給料を50%アップするためにはProfessorにならなければなりません。なってもトントンです。そして、そこからさらに給料を上げるためにはどうしたら良いのかわかりません。
そして、誰でも簡単に予想できることですが、昇給したときには、それに合わせて妻の浪費も増えるでしょう。
この婚姻を続ける限り、僕は、経済的困窮に関しては全く希望が持てません。何度言っても、自己愛性人格障害者の妻は自分は全く間違ってないと聞き入れて貰えません。日本でも年収1,500万になるのは簡単ではないと思います。そして、そうなっても経済的困窮から、抜け出せないのです。希望を持つのは難しいです。
まとめ
離婚時の財産は均等配分が原則ですが、浪費、散財がある場合は、不均等分配が認められることがあります。
浪費の証拠は必ず残しましょう。