結局のところ被害者しかいない
モラハラ妻と次男とPennsylvania州middle creekへSnow Geeseという渡り鳥の写真を撮りに行きました。
2021年3月7日のことです。
この日の出来事をいくつか記事にしてきましたが、今回が最後です。
モラハラ妻は、この日何度か初対面の人と話すことがあったのですが、その様子を見て何だか罪悪感を感じました。
僕へ学びを与えるために彼女は悪役になって生まれてきてくれたのかもしれないと思いました。
モラハラ加害者は元被害者であること。
加害者は真の意味では生涯、誰からも愛されることはなく、自分で自分を愛することもできず、孤独な晩年を迎えること。
結局、被害者しか存在しない。
DVモラハラ問題の最も悲しい事実です。
初対面の人が話しかけてくる
写真で伝わるかどうか分かりませんが、印象深い光景でした。
これだけの渡り鳥が湖を埋め尽くし、白い絨毯のようでした。
僕自身は上手く写真に収められなかったのですが、これだけの鳥が一斉に飛び立つ姿も壮観でした。
僕達のNew Jerseyナンバーの車を見た人が話しかけてくることが何度かありました。
「すごい景色だよね。感動する。ところで、New Jerseyからわざわざ来たの?去年も来た?」
僕と子供に話しかけてくれました。
最初は遠くにいたモラハラ妻は、それを見るとわざわざやってきて、その人たちと話し始めました。
そのときのモラハラ妻は本当に楽しそうな笑顔でした。
そして、その話しかけてきた人たちを逃すまいと必死に、なんだか、取り付かれたように話し続けていました。
その楽しい刹那にしがみつくように、逃さないのように。
その姿を見て罪悪感を感じました。
モラハラ人間は人間関係を維持できない
モラハラ人間は特定の人と良い人間関係を維持するのが苦手です。
これには沢山の理由がありますが、何か問題や嫌なことが起こると常に相手の責任と決めつけて決して謝罪をしないことは大きな理由の一つです。
また、他人に感謝することも苦手です。
どんなに性格が合う友人だとしても、長く付き合っていれば、謝罪や感謝をしなければならないことがあります。
少なくとも「水に流す」「忘れて何事もなかったかのように振舞う」くらいのことはしなければ、人間関係を長く維持することができません。
モラハラ人間は、それができません。
相手に責任があると決めつけて恨み続けます。
我が家のモラハラ妻は典型的なモラハラ人間で人間関係を維持することができません。
僕は、彼女が新しい人間を作っては、壊していくのを何度も見てきました。
若い内は、学校のクラス替えに代表されるように、新たな人間関係を作る機会が多くありますが、年齢を重ねていくとどうしてもこの機会は減って行きます。
そして、モラハラ人間に共通に訪れるのは、孤独な晩年です。
モラハラ妻は人間関係に苦しんでいる
我が家のモラハラ妻は、僕(夫)との人間関係はすでに壊してしまいました。
僕(夫)に責任があると決めつけているので修復しようともせず攻撃を続けています。
彼女は仕事も始めましたが職場でも人間関係は上手く行っていないのだと思います。
友達を作ったり人間関係を作ろうともしていないと思います。
彼女は心エコー技師として病院で働いています。
モラハラ人間に巣食っているのは強烈な劣等感です。
彼女が職場でどう考えているか僕には良く分かります。
自分は医学部を卒業したにも関わらず、医師になることが叶わなかった。今は心エコー技師程度の仕事に甘んじている。職場の人は、自分のことを医学部は出たがダメな奴と思っているに違いない。
こんな劣等感にさいなまれて、おそらく、職場で新たな人間関係を作ろうとはしていないでしょう。
とりわけ医師とは可能な限り関わらないようにしていると思います。
自分も医師になれたのにと、羨望やら、嫉妬やら、劣等感から来る羞恥心でいっぱいになっていると思います。
初対面の人にしがみつくように話しているモラハラ妻を見てやはり職場でも人間関係を作れていないのだと分かりました。
モラハラ妻も被害者
この初対面の人に楽しそうに話しているように、彼女は本来は、他人と楽しく過ごしたいと思っている人です。
初対面の人とならそれができます。
特定の人との関係を維持できないのは、その強烈な劣等感のせいです。
その劣等感は幻です。
「勉強ができなければいけないよ」「医学部に入らなくてはだめだよ」
彼女の親からの条件付きの愛情によって植え付けられた幻です。
そんな育てられ方をすれば、彼女のように真っ直ぐな人間は、本来の素の自分には何も価値はない、医学部に入った自分には価値はあるが、もし、失敗していたらどうなったのかと劣等感と恐怖を感じるのは当然です。
ただでさえ、素の自分には価値がないのに、その自分が間違いを犯した、友人に謝罪をしなければならないなんて、受け入れられるわけがありません。
何としてでも、他人に責任転嫁します。
楽しそうに笑顔で初対面の人と話すモラハラ妻を見て本当に可哀そうな人だと思いました。
また、本来は天使のような人を修羅に育て上げた彼女の両親に「貴方達は、どれほど、恐ろしく、罪深いことをしたのか分かっていますか!?」と腹立たしい気持ちを覚えました。
モラハラ妻からの学びで幸せになるから
僕は、我が家のモラハラ妻から、沢山のことを学びました。
この学んだことを生かして、僕は、今後どんどん幸せになると確信しています。
だから、楽しそうに話すモラハラ妻を見て罪悪感を感じました。
この人は、僕へ学びを与えて幸せにするために、悪役として生きる人生を選んでくれたのかと思いました。
僕を幸せにするために、真の意味では愛されない幼少期を過ごし、修羅と化して夫と子供に暴力を使い、そしていつか子供達からも見放されて、孤独な晩年を迎える。
そんな人生を選択してくれたのかと申し訳ない気持ちになりました。
微力ながら、僕にできることは、可能な限りやらなければと思いました。
僕にできること
僕が彼女のためにできることは、彼女が理解することはないと分かっていても、やはり語り示し続けることです。
家族への暴力が正当化される理由なんて存在しないこと。
彼女が持っている劣等感はそもそも親から植え付けられた幻であること。
幻なのだから、家族に暴力を使ったり、他人に責任転嫁したりする、そもそもの理由が実は存在しないこと。
そもそも彼女は劣等感を持つ必要なんて全く無いほど優秀なこと。
15年間、専業主婦をした後、1年ほど学校に通い試験に合格し、年収1千万近く稼げるようなれる人って、そんなに沢山はいないと思います。
モラハラ人間は、常に人間関係を上下関係でとらえます。
完全に見下した人間である僕の言うことにモラハラ妻が耳を傾けることは今後一切ないでしょう。
それでも態度と行動で示し、語り続けたいと思っています。
モラハラ妻が今生で僕の言うことを理解したり、変わることはないでしょう。
でも、彼女の魂に何かを刻み付けて、あと2,3回生まれ変わるころに劣等感を克服してモラハラ人間を卒業するための小さな楔になれば良いのです。
まずは、離婚の成立に全力投球です。
夫に暴力と暴言を使い続けて、浪費を繰り返し、家計をぶち壊せば、必ず離婚となることを彼女に学んで貰います。
離婚は、最低な夫を持ったことが原因だと、僕に責任転嫁して、彼女が一切何も学ばないことは覚悟の上です。それでも小さな楔にはなると思います。
もう一つ、僕にできることは、とことん幸せになることです。
モラハラ妻が、僕が幸せになる学びをくれたので、それに報いるには、やはり幸せになることです。
離婚後は、常に心からの笑顔で彼女の前へ現れようと決めています。
僕は君と離婚出来て本当に幸せなんだとよ伝わるように。
モラハラ妻は、その劣等感が原因で、そんな僕を見れば腸が煮えくり返るほど、腹立たしく思うでしょう。
その怒りの原因が、劣等感という幻であることにいつか気付いて欲しいです。
こんな幻のせいで、これだけ腹を立てているなんてばかばかしい、もう、やーめた!となることを願っています。
おわりに
モラハラ被害者が、なぜか罪悪感を感じることがあります。
僕は今回の一件でした。
モラハラ加害者は元被害者であること。
その原因の人格障害を克服しなければ幸福な人生を歩まないこと。
外からの働きかけによっても、自分自身でも人格障害の克服が難しいこと。
これらは悲しい現実です。
モラハラ加害者は、ある意味一番の被害者です。
僕が幸せになるための学びを沢山くれたのでモラハラ妻には感謝しています。
微力ながら、彼女のためにできることはやると決めています。
それから、どの程度いるのか分かりませんが、この記事に辿りついたDVモラハラ加害者のみなさんには、はっきりとお伝えしたいです。
あなたが、抱いている劣等感は幻です。実際には存在しません。
これまであなが過ごした環境により、その劣等感が実在するかのように思わされているだけです。
本来の素の自分には何の価値もないと不安を抱くように仕向けられているだけです。
でも、それは幻です。あなたは価値のある人間です。特に何かを成し遂げなくてはいけないということもありません。
その劣等感が原因で、常に不安と苛立ちを感じ、その解消のためにDVやモラハラに逃げています。
でも、その原因となっている劣等感そのものが、実在しません。
DVやモラハラに逃げなければならない理由、そのものが幻で、実在しません。
DVやモラハラに逃げていること自体、ばかばかしいことだと気付いて欲しいです。
謝罪や感謝をすることはあなたの価値が下がることではありません。
むしろ、上がることです。
あなたは、他人に責任転嫁することで自身の成長の機会を逃しています。
折角の機会ですから、逃さないことをお勧めします。