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立ち位置がころころ変わるモラハラ論法(2) すべてが成り立つことはありません。

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はじめに

現在、僕は、アメリカでモラハラ妻と国際離婚裁判中です。

その裁判の過程でお互いに質問書を取り交わします。

Discoveryと言われるプロセスです。

モラハラ妻の回答の中を読み新たなモラハラ論法に気付きました。

自分の立ち位置を都合に合わせてころころ変えるというものです。

上の記事は、モラハラ妻の立ち位置の変化が分かり安いものでしたが、今回は、少し分かり難いけど、やっぱり、立ち位置がブレている例です。

 

モラハラ加害者が良く使うモラハラ論法はこちらでまとめています。

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Image by Clker-Free-Vector-Images va Pixabay

 

モラハラ妻の質問書への回答

まずは、モラハラ妻の質問書への回答を3つ紹介します。

一見、別に何も問題がないような回答ですが、やはり、立ち位置が一貫していません。

 

夫は試験勉強をサポートしない

モラハラ妻は、質問書の回答の中で、僕への人格攻撃の材料にUSMLEという試験を上げて来ました。

アメリカ国外の医学卒業者が、アメリカで医師となるために必要な試験です。

モラハラ妻は、自分がこの試験を受けることを知っているにも関わらず、夫は、サポートしなかったと僕への人格攻撃をしました。

僕はサポートしていましたが、モラ妻は自分の都合の良い事実だけを拾い上げて論理を構築します。

結果的に、僕がサポートしていない瞬間だけを拾い上げ繋げて、全くサポートしていないという論理にします。

ただ、この妻が要求していたサポートは何だったかというと、3年程の間、彼女が100%試験勉強に集中できる環境を作れということでした。

つまり、収入を得るための仕事、家事、育児を100%僕にやれというものです。

妻は、ただ、机の前に座って勉強していれば良い環境を作れということでした。

100%なんて無理なので、僕がサポートしていない瞬間を拾い上げるのはとても簡単です。

離婚の公の文書の中で、モラハラ妻は、私がUSMLEの試験を受けたかったのに、夫は、仕事、家事、育児のすべてこなすことをしなかった。

だから、自分はこれまで受験することすら叶わなかった。

夫は酷い人間だ、自分は被害者だと訴えました。

 

離婚後の100%監護権(Parenting time)を主張する

アメリカでは共同親権が普通で、子供達と過ごす時間、監護権(Parenting time)も半分半分か、それに近いものになります。

しかし、公の文書の中で、モラハラ妻は100%監護権を主張してきました。

子供達とずっと過ごして面倒を見ると主張しました。

僕は通常の50%Parenting timeを主張しています。

 

USMLEを受けてアメリカで医師になる

妻の将来設計に関しては、モラハラ妻は、USMLEを受けて医師になる。

医師になってたくさん稼ぐと回答しました。

自己愛性人格障害者は、誇大な自己像を持つので、このような回答になります。

自分は優秀な人間だと主張します。

それに加えて、こんな優秀な自分が過去15年間、USMLEの試験を受けれなかったのは、人間性に問題のある夫の責任であると訴えます。

 

モラハラ妻の立ち位置がころころと変わっている

モラハラ妻のこの3つの回答は、自己愛性人格障害者が、いかに表面的で薄っぺらい考え方をしているかが良くわります。

すぐには分かりづらいですが、一貫性がありません。

以下のように一貫性のある模範解答をいくつか考えてみれば、一貫性が無いことが良く分かります。

 

問題のある夫の責任でこれまで試験は受けれなかったがこれから受験する

この場合は100% Parenting timeを主張するべきではありません。

夫が、家事、育児を100%負担しなかったから、自分は、これまで、試験を受けれなかったと主張している訳ですから。

そして、僕は50%の時間、妻とは離れて子供達の面倒を見ると申し出ています。

さらに、妻はこの試験を受けて医師になると言っています。

妻は僕が子供達と過ごす時間を試験勉強や研修医の期間に充てれば良いのです。

僕が妻の立場なら、以下の回答になります。

優秀な私がこれまで試験を受けることが出来なかったのは、夫が100%の家事と育児を負担しなかったからです。

この離婚に際しては、私が受験を終えるまで、私は夫に100% Parenting timeを要求します。夫が私から離れて、家事と育児のすべてをこなせば、私は確実に試験をパスできます。その後の監護権は、試験終了後、改めて話し合いを希望します。

 

子供達と過ごす時間を優先して受験は諦める

この方向で一貫した立場は以下のようになります。

人間性に問題のある夫のせいで、優秀な私は、これまで試験を受けることができませんでした。

しかし、この離婚に際して、私は子供達と過ごす時間を優先して、100%監護権を要求します。この場合は、私は試験を受けることは諦めるしかありません。

夫、もしくは他の誰かが、すべての家事と育児をやってくれなければ、受験は無理です。

 

これまで受験しなかったのは夫の責任ではないので、今後受験する

これはこれで一貫性がありますが、モラハラ妻はこうは言いません。

これまで、受験しなかったのは、夫の責任ではありません。

それ以外の理由です。

私は、家事と育児を100%こなしながらも、試験をパスしてみせます。

 

僕からの一貫した提案

僕の方は、一貫した立ち位置で、モラハラ妻に提案をしました。

本気でUSMLEをパスしたいなら、少なくとも僕の提案する50%監護権を選ぶべきです。

僕が子供達を観てる時間を試験勉強に充てて下さい。

僕が、家事と育児を100%負担しないから、これまで、受験できなかったのしょう?

君の年齢を考えるとこれからの数年で試験を受けるべきです。

子供達に手がかからなくなってから、試験を受けるのも一つの方法ですが、それでは、君が医師として働くのは60歳過ぎになります。

どうせ医師になるなら、少しでも早くなるべきです。

 

おわりに

「夫のサポートが無いから受験できなかった」、「100%監護権」、「こらから受験する」この3つの主張には、立ち位置に一貫性がありません。

一貫性がないことは、一見分かりづらいですが、やはり、一貫性がありません。

夫は酷い人間で自分は被害者だと訴えたい場合は、夫が家事と育児をしないから、自分は受験できなかったと主張します。

子供の監護権を夫には渡したくないので、監護権に関しては、自分の100%監護権を主張します。

自分は優秀な人間だと自慢したいときは、夫がサポートしなかったから、これまで受験できなかったと主張したことは、すっかり棚上げして、これから受験をして医師になると答えます。

よく考えれば分かりますが、すべてが成り立つことはありません。

夫が家事と育児をしないから、受験できなかったのなら、今後100%監護権のもとで受験は出来ないはずです。

その場、その場で表面的に自分にとって都合の良い回答をするので、こうなります。

僕は、モラハラ妻は、100%監護権も、医師になることも叶わないと予想します。

共同親権と監護権が普通のアメリカでは「100%監護権」はほぼ不可能です。

そして、仕事をして収入を得なければならない上に、50%の家事と育児をこなしながら、彼女は試験の準備をして「受験する」ことは出来ないしょう。

生活の管理能力が低いので、誰かが、家事と育児を100%負担してくれなければ、試験をパスすることは出来ないと思います。

彼女の家事と育児のレベルを考えると「夫のサポートが無いから受験できなかった」は、彼女にとっては正しい事実です。

そして、こうやって責任転嫁しなければならないほど、メンタルが弱いのです。

夫が、どんなに無能だろうと、絶対にやってやるというメンタルの強さがありません。