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モラハラ妻との離婚調停(Early Settlement Panel)

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はじめに

2021年4月21日にEarly Settlement Panel (ESP)という離婚調停が行われました。

この日のモラハラ妻とのESPがどうなったのかを紹介します。

ESPの一般的な説明は以下の記事です。

日本の一般的な離婚調停というよりは、Panelistと呼ばれるボランティア弁護士が裁判官役になる模擬裁判のような形態をとります。

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Image by Joseph Mucira via Pixabay

 

ESP statement

ESPの前に双方がPanelistに提出する提案書です。

離婚の条件として何を希望しているかが分かります。

 

モラハラ妻のESP statement

モラハラ妻の要求は、とにかく、僕に払え、くれ!ばかりでした。

自分は、たいして稼ぐことの出来ない弱者だという立場でした。

1) Alimony(扶養料)要求

2) Child support(養育費)要求、

3) 健康保険(モラハラ妻と子供の分)の負担を要求

4) モラハラ妻の弁護士料の請求。

5) これまでのモラハラ妻の浪費を支えた実家からの送金は借金だから僕にも支払えと要求。

6) Parenting time(監護権)は、僕と子供との面会は週に2時間だけ

とにかく金を出せ!そして子供達には会わせない!という異常な要求でした。

1)から3)は分からないでもありませんが、とりわけ、5)実家からの送金を借金であるとの主張と6)50-50%のParenting timeがデフォルトのアメリカの離婚で、ほぼ単独監護権の要求は異常です。

 

僕のESP statement

僕の立場は一貫しています。

モラハラ妻は、現在の職業(心エコー技師)のNew Jerseyでの平均所得は僕の現在の所得とほぼ同じ。その上で、彼女は、試験を受けてアメリカで医者になると主張しており、それが叶えば僕の2.5倍ほどの収入を得ることになります。

だから、基本的には僕からの経済的サポートは必要ないと主張しました。

そして、将来的に彼女の方がより多く稼ぐようになっても彼女へ経済的サポートを要求しないと主張しました。

1) Alimony(扶養料)不要

2) Child support(養育費)不要

3) 子供の分の健康保険の負担を提案

4) 互いの弁護士料はそれぞれで負担

5) 彼女が医師になればすぐにおいつくので僕の年金は分配しない。

6) Parenting time(監護権)は、通常の50-50%を提案

7) モラ妻に現在の家を譲るのでその資産価値の半分の支払いを要求

 僕の提案は常識的なもです。

「年金の分配なし」は、あまりフェアーでないようですが、弁護士によると実際にTrial(裁判)となった場合は、10-30%くらいの可能性でこの主張が通るとのことです。

 

自分の弁護士と相談

ESPの過程で自分の弁護士と相談する時間がありました。

僕の弁護士からの説明の概要です。

AlimonyとChild support支払いと年金の分配はPanelistから提案される可能性があると弁護士から言われました。

僕は、統計的にこのESPでのPanelistからの提案は実際にTrialになった場合と一致する可能性が高いことを知っていたので、別に構わないと弁護士答えました。

年金に関しては、最初から、半分は持って行かれるのだろうと思っていました。

AlimonyとChild supportに関しては、正当な計算式によって導き出される金額なら、構わないと答えました。

ただ、今は、モラハラ妻は仕事を始めたばかり見習い(Trainee)の立場なので、近い将来、正社員の立場になり収入が上がる可能性がある。

それに備える取り決めを入れて欲しいと伝えました。

また、彼女の実際の収入に合わせてAlimonyとChild supportの金額を変更できるようにして欲しいと伝えました。

支払う方は、常に相手の収入を知る権利があり変更可能なので心配いりませんと弁護士は答えてくれました。

 

Panelistsからの提案

僕のESPのPanelistsは、二人でした。

離婚弁護士としても優秀な方々だろうと思いました。

Chirstine Dalena, ESQ

Melissa Ruvolo, ESQ

このPanelistsからの提案は、僕の方は完全に想定内でした。

1) AlimonyとChild supportは、僕から妻へ支払う必要がある。

2) 年金も、モラ妻が将来医師になれるかどうかわからないので、分配の必要がある。

僕からの提案に釘をさす形でした。

僕は、弁護士と話していた通り、構いませんと答えました。

そして次にモラハラ妻へ釘をさす形の提案がありました。

3) モラ妻の現在の収入を考えると、モラ妻が僕へ弁護士料の要求をするケースではありません。それぞれが自分の弁護士料を支払って下さい。

4) モラハラ妻が提案する週一回の2時間だけの面会は、50-50%のParenting timeがデフォルトのアメリカでは絶対に通用しません。絶対に裁判官は縦に首をふりません。

必ず修正して下さい。

モラ妻の弁護士も単独監護権を主張するモラ妻に困っていたのだと思います。

「良い機会ですから、どれくらいのParenting timeが適切なのか、私のクライアントにはっきり言って下さい!」

Panelistsに頼んでいました。

「彼女がこんな非常識なほぼ100%のParenting timeを主張する理由が全くESP statementに書かれていなので、Parenting timeの比率を提案することはできません。それでも、100%のParenting timeを裁判官が認めないことだけは確かです。これだけではなく、Alimonyなども何の根拠でいくら欲しいのかが書かれておらず全体的に曖昧です。」

 

まとめ

僕の経験したESPの内容を紹介しました。

僕としては、時間が大事で少しでも早く離婚したいので、少しくらい自分に不利な提案でも受け入れて離婚を成立させたかったです。

少しくらいモラ妻に支払うお金が多くなるも、裁判が長引いて弁護料が嵩むのも同じですから。

でも、これをやはり阻んだのがモラハラ妻です。

おそらく、意図的に曖昧な情報しか与えず、Settlementを最初から妨害するつもりだったのでしょう。