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モラハラ妻・モラハラ夫(人格障害者)は離婚に抵抗するー実例紹介―離婚裁判開始まで

モラハラ妻・夫による離婚への抵抗

何かにつけて「早く離婚して!」や「もう離婚だ!」が口癖だったモラハラ妻やモラハラ夫が、いざ離婚のプロセスに入ると激しく抵抗するケースは少なくありません。私が離婚したモラハラ妻の場合も、離婚の意思を伝えてから約半年、離婚裁判が始まってからは3年、そして調停で離婚条件に同意した後ですら約1年もの間、抵抗が続きました。この記事では、私が離婚の意思を伝えてから最初の半年間に、モラハラ妻がどのように抵抗したのかを詳しく紹介します。また、モラハラ人間(自己愛性・境界性人格障害者)との離婚で頻繁に見られる「コーシブ・コントロール」の実態についても触れていきます。

 

離婚に抵抗する理由

依存症

モラハラやDVを行う加害者には、被害者との関係に心理的依存を持つ傾向があります。この依存は、被害者を支配することで得られる優越感や自己満足から生じるものです。加害者はこの支配関係を失いたくないという理由から、離婚に対して激しく抵抗します。

コーシブ・コントロール(Coercive Control)

コーシブ・コントロール(強制的支配)は、被害者を支配し、自分の思い通りに行動させるための戦術です。経済的な締め付けや心理的操作がその一例です。これらの行動は、離婚を通じて被害者が自由を得ることを妨害する手段として使われます。こうした状況が離婚の過程で発生すると、被害者はさらに困難な状況に追い込まれることになります。

モラ元妻による離婚への抵抗の実例

離婚の意思を伝えたが

2019年11月、私は妻に離婚の意思を伝えました。当時、彼女は心臓のエコー技師になるための学校に通っており、「2020年3月に学校を卒業して働けるようになるまで離婚を待つしかない」と主張しました。

普段は「早く離婚して!」が口癖だった彼女が、その後何年も離婚に抵抗するとは全く予想していませんでした。そのため、私は彼女の言葉をそのまま受け取り、「3月に卒業して経済的に自立してから離婚したいのだろう」と考えていました。

アメリカではすべての離婚手続きが裁判所を通じて行われる必要があります。書類を提出してからスムーズに進めば1〜2カ月で手続きが完了します。そこで私は、2020年1月に離婚申請書を裁判所に提出することを提案しました。3月になり彼女が働き出すとほぼ同時に離婚が成立すればお互いに良いだろうと思ったのです。この裁判所での手続きにかかる費用は約300ドルです。離婚の原因は、DVやモラハラ、さらには彼女の過度な浪費による経済的困窮でした。そもそも彼女の浪費でお金はありませんから、弁護士を使わず、裁判所に書類を提出する簡単な方法を選ぶつもりでした。

「300ドルの貯金は無理」との主張

彼女の返答は「300ドルを貯金するのは不可能だ」というものでした。その理由は理不尽で、今のレベルの浪費を続けながら貯金はできないというものでした。どう考えても浪費なのですが、自分の非を認められない、モラ妻やモラ夫は必要な出費だと主張します。この時点で私自身、15年続いたDVとモラハラで学習性無力感に陥っており、彼女の理不尽な主張に何となく従ってしまいました。

最終的には、「3月初旬に彼女が仕事を始めたら離婚申請書を提出する」ということで合意しました。

モラハラ妻の浪費がエスカレート

離婚の意思を伝えたことで、彼女の浪費はさらに激しくなりました。今振り返ると、彼女は私が離婚費用の300ドルを貯めることを阻止しようとしていたのでしょう。家族に貯金がありましたが、彼女のクレジットカードの支払いに充てざるを得ず、離婚申請に使えるお金は残りませんでした。

働くという約束は完全に反故に

約束の3月になっても、彼女は働くことはありませんでした。また、離婚の条件について話し合うこともなく、約束を反故にした理由を説明することもありませんでした。謝罪の言葉すらありませんでした。

会話は全く成立せず意思疎通はEメール

この頃には何か話そうとすれば、妻はすぐ感情を爆発させ、私の言葉を遮るか、屁理屈と詭弁で全く会話が成立しないことが増えていました。仕方なく、大事なことは、メールでやり取りするようになっていました。メールでしかコミュニケーションが成立しない状態になっていました。

貯金を全額引き出し、弁護士を雇う

妻の浪費が激化し、離婚についても全く進展がない状況に業を煮やした私は、2月に彼女を共同口座から外し、離婚費用の300ドルを捻出するための努力を始めました。これは、アメリカのDV被害者支援団体から勧められた方法です。

しかし、それに気付いた妻は、貯金を全額引き出して自分だけ弁護士を雇い、離婚のプロセスを開始しました。こうして、私は彼女の弁護士への対応や彼女のクレジットカード支払いの金策に追われるカオスな状態で、私の離婚裁判は始まりました。

 

 

モラハラ妻・夫による離婚への抵抗の特徴

普通の人が離婚に抵抗すると聞けば、「やはり、あなたのことが好きだから、離婚は考え直して欲しい」とか「私に悪いところがあった。反省するから考え直して欲しい」といった反応を想像するでしょう。私自身も、そのような形での抵抗なら理解できると思います。

しかし、モラハラ妻・夫(自己愛性・境界性人格障害者、ナルシシスト)が離婚に抵抗する際には、これとは全く異なる特徴が見られます。彼らは、相手への人格否定を続けながら離婚に抵抗します。謝罪や反省といった姿勢は一切見せず、「一日でも早く離婚して欲しい」と言っていた態度を崩さないまま、実際の行動は矛盾だらけです。

具体的な抵抗の方法としては、話し合いを避ける、屁理屈を並べる、浪費を繰り返して経済的な余裕を奪うなど、非常に無責任で利己的な手段が用いられます。このような態度は、被害者にさらなる負担を強いるだけでなく、離婚プロセス全体を不必要に複雑にします。

こうなる理由は、ナルシシストが他者を虐待することで得られる心理的快感に深く依存しているため、被害者を手放せないという依存症的な状態にあるからです。また、彼らが謝罪や反省をしないのは、自分の過ちを認めることができないという根本的な特徴に起因しています。

モラハラ妻による離婚への抵抗―まとめ

モラハラを行う加害者は、離婚の場面で激しく抵抗することが多く、その理由は心理的な依存や支配欲にあります。ここで紹介した具体例では、浪費や約束の反故、弁護士を用いた策略といった手法が用いられました。ナルシシスト特有の行動は、被害者の負担を増大させる一方で、離婚のプロセスを不必要に複雑化させます。この記事を通じて、モラハラ加害者がどのように離婚に抵抗するか、その実態を理解する助けとなれば幸いです。

有料相談

モラハラ妻やモラハラ夫との離婚について、有料相談をお受けしています。特に、ナルシシストとの離婚をこれから進めようとしている方には、多くの役立つ情報やアドバイスをお伝えしたいと考えています。この記事の内容も、当時誰かが「モラ妻は実際には離婚に激しく抵抗することが多いので、それを見越して準備をするように」と助言してくれていたら、私自身の離婚プロセスは大きく違ったものになっていたでしょう。この知識と経験が、同じような状況にある方々の助けになれば幸いです。どうぞご活用ください。