はじめに
アメリカニュージャージー州での離婚弁護士の費用を紹介します。
2020年4月当時に実際に電話をして確認したものです。
アメリカ離婚弁護士の料金システム
アメリカの離婚弁護士の費用は、弁護士やアシスタントの時給(hour rate)に実働時間をかけたものになります。
例えば弁護士の時給が$400で、30分働けば、$400 x 0.5=$200となります。
裁判に来て貰ったりすると恐ろしいことになりす。
3時間で裁判が終わったとしても、$1,200です。
0.1時間(6分間)が最小単位であることが多いようです。
0.1時間(6分間)以内に終わるような仕事であっても0.1時間(6分間)分が請求されます。
まず最初にある程度まとまった費用をストックする形で支払います。
これをRetainerと言います。
Retainerを使い切ると次のRetainerを請求されます。
日本も同じような感じでしょうか。
僕が電話をした弁護士の中で成功報酬を要求した人はいませんでした。
現在の弁護士からもそのような話は聞いていません。
他の州は知りませんが、New Jerseyでは成功報酬は一般的ではないようです。
弁護士費用節約術
要件を出来るだけまとめて連絡や質問するようにします。
最低単位の0.1時間(6分間)以内に終わるような仕事であっても0.1時間(6分間)分が請求されます。
例えば弁護士へのEメールでの質問ですが、短い質問を沢山のメールでするよりは、一つのメールで沢山の質問をするようにします。
弁護士なりアシスタントがメールを開いた瞬間、0.1時間が計上されます。
質問に答えて貰ったからと、クライアントがThank youとメールしただけでも上の場合だと$400 x 0.1=$40の費用がかかることになります。
僕は前回のメールのお礼は次の質問なり問い合わせメールと一緒にするようにしています。
弁護士費用実例
それでは実例を紹介します。
弁護士事務所A
Retainer: $5,000
Primary Attorney(主任弁護士): $400
Assitant attorney(若手(見習い)弁護士): $300-350
Paralegal(弁護士補助員): $200
経験豊富なPrimary Attorney(主任弁護士)とは別に若手(見習い)弁護士の費用が設定されている場合もありました。
弁護士事務所B
Retainer: $5,000
Primary Attorney(主任弁護士): $430
Assitant attorney(若手(見習い)弁護士): $300-400
Paralegal(弁護士補助員): $200
弁護士事務所C
Retainer: $3,500
Primary Attorney(主任弁護士): $450
Assitant attorney(若手(見習い)弁護士): $350
Paralegal(弁護士補助員): $150
弁護士事務所D
Retainer: $2,500
Primary Attorney(主任弁護士): $350
Paralegal(弁護士補助員): $90
まとめ
アメリカでの離婚弁護士の料金システムと2020年4月当時のNew jersey州での弁護士費用を紹介しました。
しかし、どの程度の作業を労働時間として計上するのかは実際に弁護士を使ってみないと分からないところがあります。
僕の弁護士はちょっとしたEメールなどは全く計上していません。
ありがたいことです。本当に助かっています。
僕の友人が使った事務所は、どのような些細なことでも作業時間として計上したそうです。
$5,000のRetainerがあっという間になくなると言っていました。
この友人はEarly settlement panel (ESP)というステージで同意に至りましたが、弁護士費用は全部で約$25,000だったそうです。
ESPについてはこちらの記事です。
僕は、残念ながらESPでは同意に至りませんでしたが、このESPが終わった時点での僕の弁護士費用は$12,000ほどでした。
$25,000と$12,000。
このレベルでの2倍の差は大きいです!
僕はついていると思います。
一方、僕の離婚するモラハラ妻が使ったのは、この友人が使ったのと同じ援護し事務所でした。
さぞ、高額だったことでしょう。
しかも、この弁護士とは喧嘩別れをしています。おそらく、弁護士の言うことを全く聞かなかったか、全く無茶な要求をしたのでしょう。