はじめに
2020年4月に僕は離婚弁護士を雇いました。
その経緯です。
僕は最初は離婚弁護士を雇うつもりはなく一人で何とか戦い抜くつもりでした。
同僚からの助言やコロナなどの出来事を経て離婚弁護士を雇うことにしました。
- はじめに
- 離婚の意思を伝えて節約を頼むもモラハラ妻の浪費は止まず
- 銀行口座からモラハラ妻を締め出す
- モラハラ妻が離婚弁護士を使って離婚をファイル
- 離婚弁護士を雇うと決意
- コロナの自宅待機
- 弁護士へ電話
- 運命の出会い
- おわりに
離婚の意思を伝えて節約を頼むもモラハラ妻の浪費は止まず
モラハラ妻に離婚の意思を伝えたのは2019年11月でした。
妻は典型的な自己愛性人格障害者で、僕は、妻の人格障害によるモラハラと浪費に苦しんでしました。
モラハラ妻の浪費に苦しみ貯金が全くない状態だったので、高額な離婚弁護士を雇うつもりは全くなく、協議離婚をするつもりでした。
ただ、協議離婚でも裁判所に支払う数百ドルの経費すら出ない状態でした。
妻にこのことを伝えて数百ドルの貯金ができるように浪費を改めて欲しいと頼みましたが、妻が聞き入れることはありませんでした。
収入の無いモラハラ妻は僕の収入は簡単に使い切り、足りない部分は、妻の実家からの継続的な送金で補っていました。
モラハラ人間は、すべてを他人に責任転換します。
モラハラ妻が自分の浪費を省みることはありません。
僕の稼ぎが少ないことが問題で、それを彼女の実家がサポートしているのだから、我が家の銀行口座に残高はすべて彼女の実家のものであって、僕のものではない。
それがモラハラ妻の主張でした。
だから、我が家の銀行口座のお金で離婚の経費を払うことは許さないとモラハラ妻は主張していました。
だったらと、浪費を改めて僕の収入が貯金として残るようにして欲しいと頼んだのですが、これをモラハラ妻が聞き入れることはありませんでした。
銀行口座からモラハラ妻を締め出す
数か月は、モラハラ妻が浪費を改めてくれることを期待して待ちました。
しかし、モラハラ妻が僕の頼みを聞き入れて浪費を改める気配は一切ありませんでした。
そこで、2020年2月にモラハラ妻を共同口座から締め出しました。
強硬手段に出るしかなくなったからです。
浪費依存のモラハラ妻はもちろん発狂しました。
モラハラ妻が離婚弁護士を使って離婚をファイル
2020年3月末ににモラハラ妻は、実家からの送金で離婚弁護士を雇いCompliant for divorce(離婚申請書)を裁判所に提出しました。
僕は一ヵ月以内に返答しなければなりませんでした。
お金の使用を制限されたモラハラ妻は、仕返しとばかりにクレジットカードで浪費を繰り返し、僕はその返済のための資金繰りに苦しみました。
離婚弁護士を雇うと決意
とにもかくにもモラハラ妻の浪費により、弁護士を雇うお金など僕には全くありませんでした。
モラハラ人間は、こういう汚いことを平気でします。
自分が浪費を繰り返すことで僕を経済的に困窮に追い込み離婚弁護士を雇えない状況しておいて、自分はちゃっかりと実家からの援助で離婚弁護士を雇いました。
貯金が全くないどころか、モラハラ妻のクレジットカードの負債がある状態だったので、僕は離婚弁護士は雇わず、何とか自分一人でやりきるつもりでした。
今思えばモラハラ妻の戦略に見事にはまっていました。
モラハラ妻は、自分は離婚弁護士を雇い、僕はそれが出来ない状態にして、有利な条件で離婚をしたかったのだと思います。
コロナの自宅待機
そのときは丁度、コロナの影響で自宅待機で、考える時間がたくさんありました。
今まで相談した友人のことを思い出して考える時間がたくさんありました。
友人や職場の人たちは、僕も離婚弁護士を雇うべきと助言をくれていました。
でも、やっぱりお金がないしで、僕は悩んでいました。
それでも、おそらく自宅待機で、時間があったからだと思いますが、これだけ沢山の人達が同じ助言をしたのに、それを無視するのは、良くないと思うようになりました。
決意さえせすれば何とかなるものかもしれないと腹を括って離婚弁護士を探すことにしました。
弁護士へ電話
ネットで調べて、評判の良い弁護士や弁護士事務所に電話をしました。
最初の離婚の電話相談は無料という所が多くて助かりました。
友人達と同じ助言をくれた弁護士もいました。
「相手が弁護士を雇った以上、あなたも弁護士を雇うしかない。雇わなければ弁護士費用の$10,000-20,000を節約できるかもしれないけど、弁護士を雇わなかったばかりに$100,000-200,000を失うことになるかもしれない。それがアメリカでの離婚裁判です。」
友人も全く同じことを言っていたので、もう、このころには、絶対に弁護士を雇うしかないと思うようになっていました。
それでも弁護士料やはり高額でした。
最初に払うRetainerが$3,500-5,000で敷居の高さを感じました。
貯金が全くない上にモラハラ妻のクレジットカードの支払いに追われており、$3,500-5,000はかなり高いと感じました。
そもそも裁判所に支払う数百ドルがないという理由で離婚裁判自体を半年ほど始めることが出来なかったり、この数百ドルを捻出するために妻を銀行口座から締め出したりと努力が必要だったのです。
それが今は桁が上がって数千ドルと言われて思考が止まりそうでした。
ほぼすべての弁護士がRetainerの分割払いなどを受け付けてくれませんでした。
「妻の浪費によって貯金が全くないのです。先月、妻を銀行口座から締め出したのですが、妻のクレジットカードの支払いがあり、まだ、それだけの貯金が出来ていません。数か月後にはRetainerを全額支払えるようになると思います。でも、今は一ヵ月以内に裁判所へ妻が提出した離婚申請書に返答しなければなりません。Retainerを分割払いにして貰えませんか?」
こんな感じで頼んだのですが、ほぼ、すべて断わられました。
「Retainerを払って貰えなければ、着手することは出来ません。分割や後払いも出来ません。」
一人の弁護士は相当驚いていて、妻の浪費が異常なことを改めて認識しました。
「あなたの収入で10年近く働いていて、本当に$5,000の貯金がないのですか!?」
本当にありませんとしか答えることができませんでした。
運命の出会い
そんな中、現在の弁護士に出会いました。
こちらの弁護士Dです。
そもそもの時給(hour rate)も一番安かったです。
この弁護士は、「自分はすべての電話やメールを作業時間として計上して請求することはしていない。それでも、例えば、一日に三回テキストメッセージなどが送られて来て返答すれば、請求しなければならなくなります」と言っていました。
さらにRetainerも$2,500から$1,500へ減額してくれました。
元々お安いですし、減額もしてもらったので、彼が敏腕弁護士でなくても何も文句をいうつもりはありませんでしたが、かなりしっかりとやってくれています。
そして、後にこの弁護士と弁護士補助員さんは、自己愛性人格障害に精通していることが分かりました。
僕は幸運だと思いました。
でも、ある程度必然だったかもしれないとも思います。
Retainerを減額してくれたのは、この弁護士がDVやモラハラにはほぼ必ずマネハラが伴い、被害者が経済的に困窮することを知っていたからです。
僕は妻からDVとモラハラについてもこの弁護士に話していました。
この弁護士には、これらがすぐに繋がって、妻が自己愛性人格障害者であり、僕がDV、モラハラ、マネハラを受けている現状を理解したのだと思います。
DVモラハラ妻からのマネハラにより経済的に困窮して、弁護士料についてある程度の譲歩をしてくれる人を探したら、自己愛性人格障害者に精通した僕にぴったりの離婚弁護士に巡り合うという必然だったと思います。
自己愛性人格障害者に精通した弁護士だから、DVモラハラには必ずマネハラが伴うことを知っており、弁護料の支払いについてある程度の柔軟性を持っていたのだと思います。
Retainerの分割など全く考えなかった弁護士や僕に貯金がないことを驚いていた弁護士は、DVモラハラやマネハラに知識がないかもしれません。
おわりに
離婚弁護士を雇う経緯を書きました。
貯金なし、モラ妻のクレジットカードの負債を支払うための金策に追われる中で、始めた弁護士選びと離婚裁判でした。
高額な弁護料に打ちのめされていました。
本当にこのときは一体どうなるかと不安もありました。
それでも腹を括れば何とかなることを今は実感しています。
良い弁護士に恵まれました。
最初のRetainer$1,500は、僕は実家から援助して貰いましたが、その後の弁護料は、何とか僕の給料から支払えています。
モラ妻からの浪費の攻撃を何とかしのぎながら、自分の生活費は切り詰めて貯金をしました。
その貯金も追加の弁護料(Retainer)を支払う度にほぼ0に戻りましたが、何とか、これまで払えています。
最近では少し貯金も出来ました。ただ、この貯金も最終裁判(Trial)となれば、ほぼ、消えることになります。
そして、最終裁判(Trial)になってしまう可能性は十分にあります。
それでも、腹を括れば何とかなると明るく頑張っています。