アメリカでナルナルNPD退治の日々

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アメリカの離婚では共同親権・共同監護権(Co-Parenting)が一般的。

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はじめに

子供のいる夫婦の離婚に際して、日本では単独親権しか認められず、共同親権は認められていません。

アメリカでは共同親権と共同監護権の方が一般的です。

しかし、僕は日本人であり精神的にも追いつめられていたので、離婚裁判が始まった当初は、この共同親権と共同監護権のことをすっかり失念していました。

自分はとてもバカだったと認識はしているのですが、海外の身よりのない場所での離婚となれば大きなストレスを抱えます。

もしかして、自分の同じような思い込みにとらわれる人、とりわけ、男性がいるのではないかと思い、自分のバカな経験を紹介します。

アメリカでの離婚では、共同親権と共同監護(co-parenting)が一般的です。

離婚しても、子供と過ごす時間が著しく失われることはありません!

半分の時間は確保できます!

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Image by Gerd Altman via Pixabay

 

学習性無力感から子供達を失うと変な思い込み

日本では単独親権しか認められていません。

そして、どうゆう訳か、親権は母性優先の法則。

僕は、アメリカで離婚をするにも関わらず、離婚となればモラ妻に親権を取られて自分は子供達とは一緒に過ごせなくなると思い込んでいました。

他の日本人男性同様に子供を失いたくないというのが、離婚をかなり長いこと躊躇した理由でした。

アメリカでは、共同親権が一般的だということをすっかりと失念していました。

本当にバカだったと思うのですが実話です。

DVモラハラによる学習性無力感と離婚そのもの経済的なストレスから、思考能力が停止していたのだと思います。

アメリカでは、共同親権が一般的だという知識はあったのですが、それが日本人の自分とは全く結びついていませんでした。

何か遠い外国の話のように思っていました。自分がその外国に住んでいて、そこの法律で離婚することがすっかりと頭から抜けていたのです。

モラ妻に離婚の意思を伝えたときは、日本式で子供達と引き離されることは覚悟の上でした。

 

共同親権に気付かせてくれた友達

2020年3月に離婚裁判が始まりました。

そのときは、モラ妻のマネハラで貯金がない状態で自分の弁護士は雇わないつもりでした。離婚のストレスと弁護士を雇いたくてもその金銭的余裕が全くない経済的なストレスを抱えていました。

自分の勘違いですが、離婚により子供達を失うと大きなストレスを感じていました。

モラハラ妻からの子供達の前での面前DVモラハラも苛烈になっていました。

今思えば、かなりなストレスと学習性無力感の真っ只中にありました。

そのような中で、僕が週に一回参加している近所のおじさんとお兄さん達とのサッカーに行きました。

そこで友達の一人に「どこに住んでいるの?どうしてそこに住んでいるの?」と何気なく僕が話しかけたのです。

「僕の妻の会社から近い所ってことでその場所を選んで住んでいるんだ。あっ、実際には元妻ね!」

「え、離婚したの?」

「そう、去年ね。僕の働いている会社は近くはないけど、子供が僕と元妻の住まいを行ったり来たりするから、僕は自分の元の家(元妻の家)の近くに住んでいる。車で5分の距離。だから、なぜ、そこに住んでいるかと言われると、元妻の会社が近いからって答えになる」

「子供はどうしてるの?」

「僕達の場合は、50-50%でやっているよ。一日ごとね。今日は子供は元妻の家に泊まるから、サッカーにはつれて来ていない。明日は子供は僕の家に泊まるよ。来週は僕は子供をこのサッカーに連れてくることになる」

 

この会話の後、まさに雷に打たれたような衝撃でした。

僕はバカだ!そうだ!ここはアメリカ!共同親権でCo-Parentingの手があったじゃないか!というより、共同親権・監護権の方が一般的なじゃないか!子供達と引き離されることはない。少なくとも半分の時間を一緒に過ごせば良いんだ!

共同親権を失念していただけですが、本当にそう思い気持ちが大きく晴れました。

 

幸運だったこと

このときは、いろいろと運が良かったことがありました。

この日のサッカーですが、コロナの影響でこの日が最後となりました。その後は、一年以上中止となりました。

この日までこの友人が離婚したことも知りませんでした。

本当に最後の最後で彼が離婚したことを知り、その彼が50-50%Parentingを話したことで、共同親権のことを認識しました。

この日を逃していたら、どうなっていたのだろうと不安になります。

 

それから、もし、彼の見た目が、ヨーロッパ系かアフリカ系のアメリカ人だったら、共同親権の話を聞いても日本人の自分にも当てはまるとか、使えるとは思わなったかもしれません。それくらい、当時、僕の思考能力は低下していました。

幸運だったことに、彼は、日本語は話せないものも、見た目は誰がどう見ても日本人という日系ブラジル人なのです。

見た目が自分と全く同じ日本人の彼が当然のように50-50%の共同監護で生活している様子を話したからこそ、そうだ!僕も共同監護で良いじゃないか!と認識できたのです。

 

その後、どこかの時点では、共同親権、監護権のことに気付いたとは思うのですが、離婚裁判の始まった初期に気付いたのは本当に幸運だったと思っています。

かなり気持ちが楽になりました。

 

日本でも共同親権を導入して欲しい

この自分の経験を踏まえて、日本でも共同親権を選択肢の一つとして導入して欲しいと切に願います。

アメリカでの離婚は、日本よりも大変な部分もありますが、良い部分は、幸運だったことは何と言っても共同親権・共同監護権です。

日本の場合は、単独親権で母性優先です。僕がもし日本で離婚していたら、確実に親権はモラハラ妻に持っていかれたと思います。

日本で離婚した父親の話を聞くと胸が痛みます。

月に一回、二時間しか子供と面会できないなんて酷すぎます。そして、元妻からの片親疎外がある場合は、さらに悲惨です。そもそも、月に一回、二時間しか会えないのに、その子供がどんどん自分(父親)のことを嫌いになって行きます。

僕の離婚するモラ妻も片親疎外を行うので、日本で離婚していたら、僕もこのパターンなっていたと確信しています。そうなっている日本の父親のことを思うと本当に胸が痛いです。

片親疎外をしている日本の親権者の方は即止めて下さい。

離婚は夫婦の問題で子供の問題ではありません。どんな親でも子供にとっては親なのです。

片親疎外は虐待です!

 

最後に

共同親権を認識していなかった自分のバカな経験談を紹介しました。

様々な事情で僕と同じ思い込みをしている方がいれば参考になると思います。

アメリカでは共同親権という手があります!子供と引き裂かれずに済むのです。

日本でも共同親権が導入されることを切に願います。