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片親疎外は児童虐待であると同時にDVでもある

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はじめに

片親疎外とは、一方の親が子供を洗脳しもう一方の親を拒絶したり嫌悪感を持つように仕向けていくことです。片親疎外は離婚が主なきっかけとなります。

疎外を行う親(疎外親)が子供と生活を共にして、疎外される親(標的親)と離れて暮らしている場合には、子供はほぼ100%の確率で疎外親に洗脳せれ、標的親を拒絶して攻撃するようになります。

片親疎外は児童虐待であるだけなく配偶者に対するドメスティックバイオレンス(DV)でもあります。

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Image by Here and now, unfortunately, ends my journey on Pixabay from Pixabay

 

片親疎外は児童虐待

子供は本来両方の親を好きでいたい、両方の親から愛されたいと願います。

片親疎外は、一方の親との関係を遮断し、憎むように仕向ける行為です。本来両方の親を好きでいたいという子供の気持ちをねじ伏せて、さらに真逆の憎しみを植え付けます。

片親疎外の手法として、疎外親は、子供に「標的親は子供を愛していない」と嘘をつきます。直接言葉で言うこともあれば、ボディランゲージ(態度)で示すこともあります。

本来両方の親から愛されたいと願う子供がこれを聞けば大きく傷つきます。

また、「標的親は問題のある人間だ」と嘘を吹き込んで標的親を悪者に仕立てます。

これも、子供の本来の欲求、「本来両方の親を好きでいたい、両方の親から愛されたい」をねじ伏せる行為で子供を傷つけます。

 

また、片親疎外は、子供に長期的な深刻な悪影響を与えます。

脆弱な自己肯定感、重度の不安、他者と信頼関係を構築できない、アルコールや薬物中毒、鬱、重度の罪悪感、学業の失敗(落第)、自殺率の上昇、人格障害、離婚、服役率の上昇(犯罪行為)などです。

これらは追跡調査で明らかになっていることです。

僕は、こんな追跡調査なんてしなくても、誰でも分かることだと思っています。

本来、一番身近で、愛情に満ちた関係を気付くべき人間(親)との関係を壊し、恐怖、不安や嫌悪感に満ちたものに変えて行くのです。

そんな中で、心の平穏を保ち、心身ともに豊かな人間性を育むのが難しいことは誰でも分かることです。

片親疎外は深刻な児童虐待です。

子供を傷つた上に長期的な負の影響を与えます。

 

片親疎外はドメスティックバイオレンス

片親疎外は、深く、標的親を傷つけます。

自分の子供と会えない、子供から拒絶され嫌われていくのは、言葉では表せないくらいの悲しいことです。

子供自身が標的親との面会を拒絶します。面会だけでなく、電話もメールもすべての関わりを拒絶します。子供自身が標的親を言葉汚く罵ります。

子供の態度がさらに疎外親を後押し、「子供が会いたくない」と言っているを理由に標的親を子供から隔離します。

多くの標的親がこの瞬間に子供を失ったと感じます。

そして、子供を失う上に拒絶され嫌われます。とても悲しいことです。

僕は標的親なので、これは、本当に良く分かります。

子供との死別と同じ、もしくは、それ以上の心の傷を負います。

このような意味で片親疎外は、(元)配偶者へのドメスティックバイオレンスです。

精神的な虐待だけではありません。

子供が実際に暴力を標的親に振るうこともあります。僕も何度も経験しました。本当に悲しいし異常な光景です。子供が一方の親に暴力を振るい、それをもう一方の親が侮蔑に満ちた笑顔でゲラゲラと笑っています。

 

子供を奪い取った後で本当の児童虐待が始まる

酷い片親疎外を行うのは、自己愛性または境界性人格障害者で、児童虐待を行うのはこの人達です。

標的親から子供を奪い取るまでは、子供への愛情を示すかもしれませんが、そもそも、これも条件付きの愛情です。「標的親を拒絶するなら愛してあげる」です。

標的親を打ちのめしたり、親権裁判を上手くこなして、標的親から子供を奪った後で何が起こると思いますか?

標的親からの介入がなくなり、何をしてもバレなくなった後、自分(疎外親)と子供が隔離された後は、子供への虐待が始まります。

疎外親は、児童虐待を行う自己愛性または境界性人格障害者だからです。

この記事では、片親疎外は児童虐待だと言っているので、全くそのままです。

疎外親は、片親疎外が児童虐待だと認識することも出来ない人達です。

標的親から子供達を奪った後、用が済めば、子供への虐待が始まります。

これを経験する子供は沢山います。

離婚後、必死に片親疎外を行い、もう一方の親から、自分(子供)を引き離したのに、その後、自分への虐待が行われるようになった。

これは、疎外親が児童虐待を行う自己愛性または境界性人格障害者だからです。

 

片親疎外を認識した子供への児童虐待

片親疎外の中で育った人の中で、後に自分が標的親を拒絶する理由が、片親疎外であったことに気付く人が多くいます。

自分が疎外親から操作され洗脳されていたことに気付きます。

一方の親を失ってしまった大きな喪失感を感じます。自分自身の手によって、自分を愛していた一方の親を遠ざけたことに大きな罪悪感を感じます。疎外親が吹き込んだ標的親を悪人に仕立てるための話がすべて嘘だったことに愕然とします。

標的親に対する罪悪感だけでは済みません。

片親疎外の中で育つ人は、人間関係や健康問題などいろいろな問題を抱えて生きていくことになります。

その原因が片親疎外にあったことに気付く人が多くいます。自分が片親疎外という虐待の中で育ったと気付きます。

この気付きに至った人が、向き合わなければならない、残酷な現実が存在します。

この虐待を行ったのが、自分の実の親だと言う現実です。

どれほど、子供を傷つける現実か、想像できると思います。

 

片親疎外ドキュメンタリー映画


www.youtube.com

片親疎外が子供と標的親をどれほど傷つけるかが良く分かります。

ダイジェスト版です。


www.youtube.com

 

自分が片親疎外の中で育ったことに気付いた方へ

僕のブログに「お問い合わせ」からコメントを下さる方に「私はシンイチさんの子供の立場でした。片親疎外にはまり一方の親を拒絶し攻撃していました。」という方がいます。

大きな罪悪感と何等かの生きづらさを感じているように思います。

標的親の立場で言わせて貰います。

かなり年齢が上がってからだったかもしれませんが、片親疎外に気が付いただけで十分すごいことです。罪悪感を持つ必要もありません。可能なら、その親へ連絡して会って下さい。謝る必要もありません。会話に困るかもしれませんが、何も話せなくても、以前は拒絶していた子供が自分のそばにいるだけで十分嬉しいはずです。

テレビを見たり、買い物したり、ご飯を作ったり、ごくごく普通のことをして時間を過ごすだけで良いと思います。

 

まとめ

片親疎外は児童虐待であるだけなくドメスティックバイオレンス(DV)です。

子供の心を深く傷つけるだけでなく、長期的な負の影響を与えます。

自己肯定感の欠落、重度の不安、罪悪感など多くの心の問題を犯罪行為へ走ったり、人間関係の構築において問題を抱えます。親の役目は、自分が死んだ後も子供が自分で生きていけるようにすることですが、片親疎外は、この真逆へ子供達を誘導します。

これらの意味で片親疎外は酷い児童虐待です。

さらにもう一方の親を深く傷つけます。この意味でドメスティックバイオレンス(DV)です。

児童虐待もドメスティックバイオレンス(DV)も世の中ではやってはらなないこととして良く認識されています。一方で片親疎外がこの両方を兼ね備えていることはあまり認識されていないかもしれません。