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片親疎外で起きる7つのこと

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はじめに

片親疎外とは、一方の親(疎外親)が子供を洗脳しもう一方の親(標的親)を拒絶したり嫌悪感を持つように仕向けていくことです。片親疎外は離婚が主なきっかけとなります。

疎外親は子供に嘘を吹き込んで洗脳し標的親を拒絶するように仕向けます。

片親疎外の過程で共通して見られる疎外親と子供の言動や挙動をまとめます。

片親疎外は、カルト宗教が信者を洗脳していく過程に良く似ています。

標的親としての勉強したことと自分の経験をもとにして片親疎外で起きる7つのことをまとめました。

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Image by M W from Pixabay

 

1)子供と標的親との面会を妨害する

これは疎外親が行う最も一般的な行動です。子供と標的親が一緒に過ごすことを妨害します。次に紹介している「子供が会いたくないと言っている」を理由に標的親との面会を拒絶することが多いです。

それ以外にもいろいろな手を使います。

面会の開始時間を遅らせる

バカな理由で面会の開始の時間を遅らせようとします。僕が朝9時からの面会を申し込むと「その日は、子供達は、ゆっくり長く寝たいと言っているので、11時からしか無理です」などと返事を返します。えっ、こんなバカな理由で?と思うでしょうが、実話です。その他にも、いろんな言い訳を使いますが、本当にバカなものばかりです。

難癖をつけて面会を拒否する

いろいろな難癖をつけて子供と標的親の面会を拒否します。

たとえば、面会時間に1分遅れたなどです。朝九時にピックアップの予定で、標的親が九時一分に到着すると「約束を守らなった。今日は子供と合わせることは出来ない!」などの難癖をつけます。

標的親の再婚相手がピックアップの車に乗っていることを理由に拒否することもあります。

面会日に他の予定を入れる

面会日が決まった後で、その日にわざわざ、他の予定を入れて面会を妨害します。病院の予約であったり、習い事であったりします。

「その日は、病院の予約があるので、キャンセルするしかありません」などと言ってきます。

面会途中に子供を連れ去る

実力行使と言わんばかりに、標的親との面会途中に現れて子供を連れ去ります。僕の離婚するモラハラ妻もこれをやりました。

アメリカでは共同監護権が認められていますが、その監護途中に子供を連れ去る人もいます。子供が標的親の家に泊まっている真夜中に現れてその子供を連れ去ることもあったそうです。この母親は、その後、親権を失いました。

 

2)標的親との面会を強制したり強く勧めることを拒絶する

片親疎外がある程度成功すると子供自らが「標的親と会いたくない」と言うようになります。疎外親は、これを根拠に標的親との面会を拒絶します。疎外親自身が、子供に標的親を拒絶するように仕向けておいての、この言い訳ですから、猿芝居です。

「子供が会いたくないと言っている」は、疎外親が、頻繁に使う逃げ口上です。

「私は何も邪魔していない。子供自身が標的親と会いたくないと言っている。」

「嫌だと言っている10代の子供を抱きかかえて標的親の車に乗せることなんてできないでしょう!」嘘だろうと思うかもしれませんが、本当にこの逃げ口上をいつも使います。

何としてでも標的親との面会を成功させようという気概が全くありません。

では、子供が学校に行きたくないと言った場合や病気になっても病院に行きたくないと場合に、疎外親は、子供を学校や病院に行かせる能力がないのかというとそうではありません。ときに強い言葉を使って、何としてでも、子供を行かせます。

疎外親は、標的親との面会を強制することを拒絶します。

 

3)悪口

疎外親は、標的親の悪口を子供達に吹き込みます。

そして、子供は疎外親と全く同じように標的親を悪く行ったり、責めるようになります。厄介なのは、子供は、自分の言っていることは、疎外親から強制されたのではなく、自分自身の考えだと主張するようになることです。

でも、その中身の多くは、疎外親から吹き込まれたものです。

当時9才だった次男は「パパはお酒を飲み過ぎだから問題のある人だ」と言ったことがあります。ちなみに僕は、お酒を飲んで暴れたりしたことは一度もありません。

飲酒のどれくらいが適量で、どれくらいが飲み過ぎかを9才の子供が知っているはずはないので、疎外親から吹き込まれた悪口なのは明らかです。

標的親のことを嫌う理由を聞かれて「養育費を払わないから」と答えた子供もいるそうです。養育費に不満を持つ人間が誰かは明らかです。

 

4)親子関係の減弱化

疎外親は標的親の親としての役割や権威の減弱化を行います。標的親を子供の学校の緊急連絡先に入れない、子供の成績や学校行事の予定を標的親に伝えないなどです。

標的親は情報がないので子供の学校行事に参加できません。それでも、参観日などの情報を学校から受けて、出向くと、疎外親は子供を欠席させていたりします。標的親が子供を学校へ迎えに行くことになっていると、その直前に学校へ出向き子供を早退させて妨害します。

このように標的親が子供の生活に関わることを妨害します。

僕の離婚するモラハラ妻は、ここ数年、子供達の誕生日パーティーを僕抜きでレストランで行っています。これも僕の父親としての役割や子供達への影響力の減弱化です。

父親は、子供の誕生日を祝う場には必要ない人間。母親とその一族だけが、子供の親であり親類であると子供に印象付けます。

 

5)標的親を危険な存在だと印象付ける

都合の良い論理構築を行って標的親を危険な存在だと子供や周りの人に印象付けます。

ただの夫婦喧嘩でも、強い口調になったことがある標的親もいます。そのような過去の特殊な出来事を都合よく繋いで標的親を虐待者だとでっち上げて行きます。

我が家では、実は、これはありません。モラハラ妻は、子供達の前で僕への面前DVも行って来ました。モラハラ妻は、僕のことは、危険というよりは、馬鹿にしても、見下しても構わない問題のある人間との印象操作を子供達に行って来ました。子供達を使って僕へ暴力を振るい、それをモラハラ妻がゲラゲラと笑っている状態でした。だから、離婚に際して、パパは暴力的な怖い人だとの印象操作ができなかったのだと思います。

標的親が父親で子供が娘の場合には、性的虐待をでっち上げます。父親が娘と一緒にお風呂に入ることもあります。そのようなごく普通の日常を「娘のどこどこを触っていた」などと歪んだ解釈をして子供と周りをミスリードして行きます。

これも我が家は男の子しかいないのでありません。でも、娘がいたら、モラハラ妻は絶対にやっていたと思います。

 

6)離婚のプロセスに子供を積極的に巻き込む

まともな親だったら、離婚のプロセスに子供を極力巻き込まないようにしますが、疎外親は真逆を行います。

「パパの浮気が原因で離婚になる」と子供に言います。父親、母親に関わらず、悪く言われれば子供は傷つくという共感性がありません。子供よりも自分を優先します。

また、離婚調停の内容を事細かく子供に話したりします。

僕の離婚するモラハラ妻も僕への悪口をふんだんに書いた離婚裁判の必要書類を子供達に読ませました。

これは片親疎外の一貫であり、子供を自分の味方につけて、僕への攻撃をさせるためです。

疎外親は、中身は非常に幼稚で子供のままです。

「お願い、誰か助けて!」のSOSを自分の子供に発してしまいます。

 

7)疎外親と子供の親子関係を超えた異常な結びつき

英語では、Enmeshment (邦訳: 嚙合わせる、絡み合う、もつれ合う)と言います。疎外親と子供が異常なまでに連帯して一丸となって標的親への攻撃をしたり、拒絶します。

例えば、離婚後、標的親が再婚した場合、疎外親は再婚を裏切りと捉えて、それを子供に話します。子供は、疎外親の嫉妬や悲しみに同情し、自分まで疎外親を裏切るわけにはいかないと標的親を拒絶攻撃して、疎外親と一緒にいようとします。

僕の離婚するモラハラ妻は、自身の浪費を支えた実家からの援助を借金であり僕もそれを返済するべきだと主張しています。離婚調停の場で、僕は、それは援助であって借金ではないと主張したのですが、それを後日、子供達から責められました。

「ママの実家からの借金を援助だと今更言うなんて恥ずかしくないの?」

先に書いたように疎外親の特徴として子供を離婚のプロセスに積極的に巻き込みます。そして、子供達は、疎外親と異常なレベルで結びついて、連携を強めます。

モラハラ妻と子供達は、僕と会話するときには、常にWe, Our, Usを使います。

 We do not agree with you! Show us the evidence!。自分達を強く結びついたチームと見なし、チーム一丸となって共通の敵(父親)と戦う体裁をとります。

親子で強い結びつきがあっていいじゃないかと思うかもしれませんが、これは異常です。

疎外親は親としての立場を放棄していると言っても良いです。

親は親として振舞い、子供を子供として扱うべきです。

疎外親は、子供をまるで、自分の親友か親のように扱います。離婚のプロセスは辛いものです。それをまるで自分の親友か親に話すように子供達に話し、サポートを求めます。そして子供も疎外親を親友か自分の子供のように扱います。子供は、疎外親を何とかしてあげなければいけない、助けなければいけないと考えて行動します。

親子関係の逆転が片親疎外では起きます。

親は子供を自分の親のように扱い、子供は疎外親を自分の子供のように扱います。

これは疎外親が母親の場合によく起きます。

 

まとめ

片親疎外で起きる7つのことをまとめました。

疎外親は、標的親との愛情に満ちた関係を壊し、子供を隔離して、自分にだけ依存するように仕向けます。このプロセスは、カルト宗教による洗脳と全く同じです。

疎外親の異常性が分かります。日本ではあまり知らていませんが、苛烈の片親疎外を行うのは、自己愛性か境界性人格障害者です。

カルトのトップになり洗脳を行う人もこのような人格障害者であることが多いそうです。