アメリカでの国際モラハラ離婚

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通常の家族再統合療法(Reunification therapy)が片親疎外を悪化させる25の理由。

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はじめに

片親疎外とは、離婚を主なきっかけとして、一方の親(疎外親)が、もう一方の親(標的親)に対して拒絶や嫌悪感を抱くように子供を洗脳することです。

洗脳された子供は標的親を見下し関わることを拒絶し、健全な親子関係が破壊されます。

家族再統合療法(Reunification therapy)は、壊れてしまった家族の関係の再構築を目的として行われます。

しかし、通常の家族再統合療法は、片親疎外によって壊れてしまった親子の関係の再構築には役立たないだけでなく、むしろ、子供の洗脳を強めて、関係をされに悪化させてしまうことがあります。

僕もこれを体験しています。

こちらのYouTubeでその25の理由が説明されています。


www.youtube.com

今回は、それを文字起こし、邦訳して、僕の実体験も書きます。

 

通常のReunification therapyが片親疎外を悪化させる理由

このYouTubeの前半では、科学的な調査を通じて、通常のセラピーが片親疎外を悪化させることを説明しています。

とりわけ、疎外親が子供と一緒にいるような状態では、セラピーが成功しないことが説明されています。標的親との関係が改善するようなことが起きても、疎外親が、子供達が標的親を拒絶するように引き戻すからです。

また、すでに洗脳された子供の意見を尊重することで、片親疎外が悪化すると言っています。

それでは、通常のセラピーが片親疎外を悪化させる25の理由を紹介します。

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Image by ImaArtist from Pixabay

1) In general, reunification therapists should not have a therapist-client relationship with the alienating parent.

セラピストは疎外親をクライアントとして扱ってはいけない。

片親疎外を行っている本人である疎外親を、クライアントとして扱えば、子供と標的親との関係改善は難しいです。

クライアントは、子供と標的親との関係を壊そうとしている本人だからです。

当然のことですが、通常のセラピーでは、「みんながみんなを尊重し合えば分かり会える」が基本路線なで、疎外親をセラピーに参加させることがあります。

 

2) In general, reunification therapists should try not to forge a therapeutic alliance with the alienating parent.

セラピストは疎外親と協力してセラピーをするべきではない。

疎外親は、協力するふりをして、子供との標的親との関係を壊そうとします。

 

3) It is never appropriate for a therapist to treat any condition without first evaluating the client(s).

その家族で何が起きているのかを診断することなくセラピーをしてはならない。

通常のセラピーでは、セラピストは、どんなケースでも上手く行く方法を使っていると考えているので、何が起きているのかの診断なしにセラピーを行います。

片親疎外のセラピーではとりわけ、その家族で何が起きているのかの診断が重要になりますが、通常のセラピーではこれを行いません。

 

4) Cases of parental alienation or even suspected parental alienation are inherently forensic; they require the therapist to have much special expertise, and some of that is forensic they require the therapist.

専門的な知識が片親疎外のセラピーには要求される。

上と同じです。片親疎外のセラピーではとりわけ、その家族で何が起きているのかの診断が重要になります。

 

5. One of the worst mistakes a reunification therapist can make is to over empathize with the alienating parent.

疎外親に騙される

片親疎外を行うのは、自己愛性または境界性人格障害者です。彼らは魅力的であったりカリスマ性があったりします。セラピストが疎外親に騙されて、疎外親に寄り添ったセラピーになると片親疎外を強めてしまいます。

 

6. The therapist rule “don’t take sides” isn’t appropriate for parental alienation.

「セラピストはどちらの味方もしない」は適切ではない。

通常のセラピーでは、どちらの味方もせず、中立の立場をとることが重要ですが、片親疎外の場合は、適切ではありません。間違っているものは、間違っていると伝える必要があります。また、片親疎外は、児童虐待です。これを「どちらの味方にもしない」を理由に許してはいけません。

 

7.  Most of the techniques used for other types of relationship problem, e.g., marriage counseling, are strikingly ineffective for parental alienation and can be very harmful.

通常のセラピーで使われるテクニックは片親疎外では有害になる。

分かり安いのは「相手を尊重する」です。すでに洗脳されてしまった子供の意見を尊重するので、片親疎外が強まります。

 

8.  Reunification therapists should not allow-and should not certainly not encourage-the session to be forum for the children to (A) voice unjustified or delusional opinion; (B) promote the alienation narrative; (C) assert alleged grievance that have no basis in reality; or (D) disrespect or denigrate the target parent.

洗脳された子供の言い分を無条件で尊重するべきではない。

普通のセラピーならば、「相手を尊重する」は良いテクニックですが、片親疎外では、逆効果です。洗脳された子供達が標的親を拒絶する言い分をそのまま肯定していまうと、子供達はセラピストからの後ろ盾を得て、さらに標的親を拒絶するようになります。

 

9. Although therapists should not criticize alienating parent in front of the children, they must correct that parent’s inaccurate (alienation) narrative.

疎外親を正す必要がある。

誰のことも否定しないのが通常のセラピーです。疎外親のことも否定しないが基本です。しかし、片親疎外の場合は、間違っているもは、間違っていると指摘する必要があります。

 

10. In general, it is not appropriate for a therapist to promote the premise that an alienated child’s cognitive distortions or delusions “are real to [him or her]” and should therefore be “respected” and validated.

子供達の洗脳により植え付けられた作り話を事実だと認めたり尊重するべきではない。

通常のセラピーでは子供達の主張をすべて事実だと認めたり尊重します。しかし、子供の主張は疎外親によって植え付けられたものです。これらの主張を尊重することで片親疎外が悪化します。片親疎外のセラピーでは、この作られた子供の考えや主張を正す必要があります。

 

11. Therapists who work with alienated children and families should create a safe environment in which the child feels free to express positive thoughts and feeling with the previously rejected parent.

子供にとって安心安全なセラピーの環境が必要。

疎外親からのプレッシャーがある状態では、子供は標的親への愛情を示すことが難しいです。子供の視点で考えると、自分がセラピストに標的親への愛情を示したことが、疎外親にバレると困ります。だから、ときには、裁判所を巻き込んで、疎外親との接触を一時的にでも禁止する必要もあります。

通常のセラピーではこれは行いません。

 

12. To be successful, reunification therapists may need to adopt an authoritarian approach; they may not only need to set limits, but to mete out consequences.

強い態度で臨む必要もある。

疎外親との接触を禁じたり、間違っているものは間違っていると伝えたり、片親疎外のセラピーではときに強い態度で臨む必要があります。

通常のセラピーではこれは行いません。

 

13. Reunification therapists should rarely, if ever, give an alienated child permission to remain silent, or to otherwise not participate, in the therapy sessions.

子供の沈黙や参加拒否を許してはならない

通常のセラピーは、子供が話したくない、参加したしたくないは、尊重されますが、片親疎外の場合は、これは上手く行きません。

 

14. Reunification therapists should not further empower the already empowered alienated child.

セラピストはすでに力を持った子供にさらに力を与えてはいけない。

洗脳された子供の主張を尊重するとこうなります。片親疎外の場合は、子供は標的親を見下しており、この上下関係を通常の状態に戻すことが目的です。洗脳された子供は一方の親を拒絶して良い、悪く言っても良い、何の感謝も尊敬も示す必要はないと異常な権威が与えられている状態です。子供の主張をすべて尊重することで、すでに異常な権威と力を持った子供にされに力を与えていまいます。子供はさらに標的親を見下すようになり、片親疎外が悪化します。

 

15. In striking contrast, reunification therapists should: (A) disempower the over-empowered child; and (B) re-empower the disempowered parent.

セラピストは子供の権力を減弱化し標的親の権威権力を強化するべき。

片親疎外の異常な上下関係を改善するにはこれしかありませんが、通常のセラピーでは、この真逆を行います。

 

16. Reunification therapists should not base their treatment plans-or put undue emphasis-on having the target parent apologize, empathize, or listen better.

17. Reunification therapists should not base their treatment plans-or put undue emphasis-on having the target parent improve his or her empathizing, listening, and other parenting skills.

セラピーの計画に固執したり必要以上に標的親に変わることを求めてはいけない。

標的親へ謝罪をさせたり変わることを求めると、洗脳させら子供は、自分は正しいから謝罪する必要も変わる必要もないが、標的親は問題があるから謝罪しなくてはいけないし、変わる必要があると考えるようになります。結果として片親疎外を強めます。

 

18. Proper treatment of parental alienation requires an approach based on a child maltreatment and child protection model. Parental alienation meets standard criteria for psychological and emotional abuse and psychological maltreatment.

片親疎外では児童保護の視点を持つべき。

片親疎外が酷い部類に入る児童虐待であるとの認識を持つ必要があります。通常のセラピーでは、この認識は必要ありません。洗脳された子供の主張を尊重し片親疎外を強めているのは、児童虐待を容認して推し進めている状態です。

 

19. One of the worst mistakes a reunification therapist can make is to fail to recognize serious underlying psychopathology.

人格障害者を認識しない。

疎外親は人格障害者で子供もこれをコピーします。通常のセラピーではこのようなことは想定されません。

 

20. With few exceptions, it is usually inappropriate-and often catastrophic-to advise an alienated parent to “step back in order to get the child to come to you”

21. In treating parental alienation, it is rarely appropriate to advise that resumption of contact with the alienated parent be done gradually and slowly over time.

段階的な関係改善を提案する

僕の例では、裁判所命令で週末に僕の住居に子供達は宿泊することになっていますが、子供達が拒絶するので、セラピストは宿泊なしで一日だけ一緒に過ごすことを提案しました。これは、また、子供達が、標的親を拒絶することをセラピストが認めたことになります。片親疎外が悪化します。

 

22. Reunification therapists should not assume that by encouraging, or arranging for, an alienated child to have “positive experiences” with the rejected parent, the child is likely to discard his or her negative beliefs.

子供が標的親との良い思い出あると想定するべきではない。

通常のセラピーでは、子供が持つ昔の良い記憶を使うことがあります。しかし、片親疎外により洗脳された子供は、昔の記憶がすべてねじ曲がっていることがあります。「標的親との良い思い出は一切ない」と主張することも良くあります。

 

23. One of the worst mistakes a therapist can make is to fail to honor, or fail to support, an order for protective separation-i.e., a “no contact” order-when such an order is clinically indicated.

裁判所を巻き込まない

片親疎外のセラピーでは、裁判所を巻き込んでの疎外親へ子供への接触禁止命令などを得る必要もありますが、通常のセラピーではここまではしません。

 

24. Since traditional reunification therapy has virtually no chance of success, practitioners who provide such therapy are providing futile treatment. Therefore, it is rarely, if ever, appropriate for a therapist to blame the alienated parent for the failure of such therapy.

セラピーが上手く行かないことを標的親の責任にする

通常のセラピーは片親疎外では上手く行かないのですが、セラピストはそれを標的親へ責任転嫁することがあります。「あなたが私の言うことを聞かないからだ」と言った感じです。

 

25. Success in therapy should be defined as the restoration of a normal relationship between the child and the parent, not a subjective opinion by the therapist or anyone else that the child is allegedly “making progress”.

セラピーの成功は標的親との関係改善で判断するべき。

通常のセラピーでは何となく関係が良くなっているなどの曖昧な成功基準が使われることがります。

 

 

まとめ

通常の家族再統合療法(Reunification therapy)が片親疎外による洗脳を受けた子供には効果がないどころか、子供の洗脳を強めてしまいます。

いくつか重なっているものがありますが、その25の理由を紹介しました。

僕の経験では、セラピストが、洗脳された子供の主張をそのまま信じてしまい、その主張を元にセラピーが行われることが問題だと感じています。

子供は自分の主張が肯定されることで標的親を拒絶するのは正当性があると考えるようになります。

また、子供の主張が疎外親によって意図的に作られたものであることをセラピストは想定していません。疎外親の人格障害を子供がコピーしていることも想定していません。例えば、子供に僕を拒絶する理由を言わせて、僕に改善を求めます。僕が改善すると子供は今度は改善したことで生じた新たな問題や全く違う理由を言うようになります。

人格障害者の特徴です。

人格障害者は理由があって結論があるのではありません。

結論(目的)が最初にあり、その結論(目的)を正当化する理由を後から探しに行きます。

通常のセラピーは人格障害を想定しない「お人良し」セラピーなので片親疎外の場合はむしろ悪化させてしまいます。