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DV、モラハラ、片親疎外、児童虐待、実子誘拐、ストーカー、カルトの原因を統合的に理解する

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自己愛不全者(ナルシシスト)問題

DV、モラハラ、片親疎外、児童虐待、実子誘拐、ストーカー、カルトなどの問題を撲滅するためには、これらの社会的認知を引き上げることが大事です。

それぞれが、どのような問題であり、どれほど被害者を苦しめているか、いかに社会的な損失であるかを沢山の人に認識して欲しいです。

現在はそれらの社会的認知が上がりつつあります。

まずは、個々の問題を理解することが大事ですが、これらの問題の共通の原因を多くの人が理解するようになれば、この問題撲滅の大きな一歩となります。

共通の原因とは、自己愛不全(自己愛性人格障害、ナルシシズム)です。

Image by Shinichi

 

個別問題として扱われる自己愛不全者問題

DV、モラハラ、片親疎外、児童虐待、実子誘拐、ストーカー、カルトの中で比較的社会的な認知が進んでいるのは、ドメスティックバイオレンス(DV)、児童虐待、ストーカーとカルト問題でしょうか。

現在、モラハラの認知が進みつつありますが、片親疎外と実子誘拐に関しては、まだまだです。

認知が進んでいるものも、そうでないものも、これらは独立した問題として扱われています。これらの問題と対処法が独立に議論され施行されます。

でも、これは非効率で効果的ではありません。

これらは一見、独立した問題のように思えますが、実は、全く同じ原因から引き起こされています。

加害者は人格障害を患っており、それが原因となってすべての問題が起きます。

 

個別認知、個別対策が効果的でない理由

実は、全く同じ原因で起きているのに個別対策を行うのは、非効率的だというのは、誰でも分かることです。これらの問題に共通の対処方法があるにも関わらず、この発想すらありません。別々の問題として非効率的に対処されています。

そして、もう一つ、個別認知、個別対策が非効率的なのは、問題の本質に働きかけていないからです。

僕自身、DV、モラハラ被害を受け、現在は、片親疎外の標的親ともなっています。

同様の被害者達との会話の中で、自分も含めて、このような被害者達が救われない現状を目の当たりにしています。

これらの問題が解決されない最も大きな原因は、根本原因の「自己愛性、境界性人格障害」が存在しないものとして扱われているからです。問題の一番の本質が存在しないものとして対策法が練られます。

DV加害者は、なんだか良く分からないけど、身近な人に暴力を振るう人と認知されて、接近禁止命令などの個別対策となります。

モラハラも、なんだか良く分からないけど、家族に精神的、経済的虐待を加える人と認知されています。

児童虐待も、なんだか良く分からないけど、子供を虐待する人。

片親疎外も、なんだか良く分からないけど、もう一方の親を拒絶するように子供を洗脳する人。

実子誘拐も、なんだか良く分からないけど、子供をもう一方の親から引き離すために行方をくらます人。

ストーカーも、なんだか良く分からないけど、狙った標的に異常な執着をして、嫌がらせなどの身勝手なことをする人。

問題の本質に働きかけないので、効果的な対策にならないどころか、加害者がさらに利益を得て、被害者がさらに打ちのめされる現状が引き起こされます。

ウイルス感染症なのに原因ウイルスそのものが存在しないとして治療が行われている状態です。非効率的な上に、治療法なんて確立されません。

自己愛不全者問題は、この状態なのです。

 

統合的理解は簡単

この記事に辿り着いた方へお願いです。

DV、モラハラ、片親疎外、児童虐待、実子誘拐、ストーカー、カルト、これらは、人格障害が共通の原因となって起こっている問題だと覚えておいて下さい。

自己愛性・境界性人格障害とは、子供時代の偏った環境(親からの条件付きの愛情など)により、深い劣等感、自己無価値感、誇大な自己像という歪んだ自己認識を持つ状態です。

劣等感と自己無価値感を埋めて、誇大な自己像を満たすために、DV、モラハラ、児童虐待に走り、相手をコントロールし傷つけることで自分は偉大だと思い込もうとします。

ただでさえ価値の無い自分が、子供や好意を寄せる相手から、拒絶されると、死んでしまうほどの深い劣等感と自己無価値感を味わうので、それを認められず、片親疎外、実子誘拐、ストーカーに走ります。

劣等感と自己無価値感を埋めるために神に近い存在になろうとカルトに染まります。

一見、すべてが複雑で独立した問題に見えますが、その原因は単純で一つです。

人格障害者は、全体の5-10%ですから、すべての人が、人生どこかで関わったことがあるはずです。

そうです。あのタイプの人達がこれらの問題を起こしています。

あなたを付けまわしたストーカー。

最初は優しかったのに、手に入れた瞬間に、牙をむき出したモラハラ恋人、配偶者。

毒親だった父もしくは母。

自分を否定されたと思った瞬間、突然攻撃になった友達。

「分からなかったらいつでも質問して」と言いながら、質問すれば、「自分で考えられないのか」とダブルバインドをしてきた上司。

この人達です。

DV、モラハラ、片親疎外、児童虐待、実子誘拐、ストーカー、カルトこれらの問題にどんな形でも遭遇したなら、人格障害者がどこかにいると覚えておいて下さい。

はっきり言いますが、加害者であり、問題を引き起こしているのが人格障害者です。

多くの人がこれらが共通の原因に端を発した問題だと認識するようになれば、その対策も効果的なものになります。

被害者が加害者扱いされる二次被害も減ります。

人格障害者は、自分こそが被害者だと必ず嘘をつきますが、人々の理解が進めば、騙される人が減り、二次被害が減ります。

実子誘拐を何とか食い止めようとする動きも起きるはずです。なぜなら、実子誘拐をする親が、虐待親となる可能性が高いからです。そして健全な親と引き離されて虐待を受けた子供は心に大きな傷を受けてDVモラハラ加害者もしくは被害者となる可能性が上がります。

 

最後に

心の時代を迎えるにあたり、自己愛不全者(ナルシシスト)問題は、最後の大きな障害です。

被害者は救われないどころか二次被害を受け、そして、人格障害者自身も犠牲者であるところが、心の時代に逆行しています。

こんなものはさっさと撲滅して心豊かに生きられる時代を迎えたいです。

この記事は、この問題の社会的認知を上げた先の社会的な理解を深めることを目的に書きました。

一見個別の独立した問題のように見える自己愛不全者問題ですが、共通の原因により引き起こされます。

その理解は簡単です。

一度理解してしまえば、これらすべての問題をより深く正確に理解できるようになります。