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片親疎外の情報発信の難しさー片親疎外の社会的認知の壁ー

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片親疎外の社会的認知の壁

モラハラ、ストーカー、カルトなどの自己愛不全者(ナルシシスト)が引き起こす問題の社会的認知を上げることがこれらの問題解決の第一歩です。

自己愛不全者問題の中で社会的な認知が一番進んでいないのは、片親疎外、実子誘拐です。その理由の一つは被害者からの情報発信が難しいことです。

実際に片親疎外の被害や認知を訴えるネット上の情報もYouTubeも他のモラハラやストーカー問題と比べると少ないです。

それは、被害が存在しないからではありません。

被害者、とりわけ、標的親からの情報発信が、難しいのです。

Image by NoName_13 from Pixabay

片親疎外と実子誘拐

片親疎外とは離婚を主なきっかけとして、一方の親(疎外親)がもう一方の親(標的親)と子供との関係を壊すことです。子供と標的親との接触(面会)を妨害したり、悪口などで子供自らが標的親を拒絶するように子供を洗脳します。

実子誘拐は、片親疎外の手法の一つで、疎外親が子供を連れ去り行方をくらますことです。恐ろしいことに疎外親のこの手法が、監護実績として認められて、親権が疎外親に認められます。親権者となった疎外親は、標的親から養育費を受け取りながら、子供と標的親の関係を引き裂き続けます。

標的親の立場に立って、どれだけ、理不尽なことが起きているのかと、共感して欲しいです。

 

社会的認知は問題解決の第一歩

ドメスティックバイオレンス、モラハラ、ストーカーなどは、自己愛性・境界性人格障害者と呼ばれる人達が引き起こす問題です。

別の言い方をすると、これらの人格障害が共通の原因となる問題です。

このブログでは、短くまとめて自己愛不全と呼んでいます。

この被害者は、全く救われない現状が続いています。

これらの問題の社会的認知が進んでいないからです。世の中の人々がこれらを問題だとは捉えていないので、この救済措置が取られません。

社会的認知は明らかに問題解決の第一歩です

自己愛不全者問題でとりわけ社会的な認知が遅れているのが片親疎外です。

被害者による情報発信の難しさがその理由の一つです。

自己愛不全が片親疎外の原因となる理由はこちらの記事です。

 

情報発信が困難な理由

相談できない

カルトも自己愛不全者問題ですが、片親疎外も酷いケースでは子供への洗脳が行われます。この意味でカルトと片親疎外は似ています。

カルト同様に、子供は、洗脳されたからではなく、自らの意思で標的親を拒絶していると主張するようになります。

標的親があたなに相談したらどう返しますか?

「子供が自分のことを拒絶している。憎んでいる。」

多くの人は、「あなたが何か子供にしたの?」と返すのではないでしょうか?

疎外親からの影響で子供が標的親を拒絶しているのですが、その可能性を少しでも想定できる人がどれほどいるでしょうか。

他の自己愛不全者問題同様に、ここでも被害者が加害者扱いされる二次被害が起きます。

標的親は自分と子供が受けている被害を第三者に訴えることが出来ません。

 

疎外親も親

疎外親と標的親を比べれば、ほぼ100%の可能性で、標的親の方が健全な親です。

疎外親は、片親疎外が子供に悪影響を与えることも気にせず、自分のエゴと通すためや養育費狙いで、子供と標的親の関係を壊していることからも、子供よりも自分を優先していることは明らかです。

標的親は、健全であるが故に、疎外しようとも連れ去ろうとも思わないので、疎外親に先を越されます。

そして、片親疎外の被害に遭いますが、ここで「健全な親」であるが故にその情報発信が出来ません。

自分と同じ人間を作らないために何かしたいとは思っているでしょうが、情報発信ができません。

自分の被害を情報発信するためには、どうしても、疎外親の問題点を議論する、つまり疎外親を悪く言う必要があるからです。

健全な親である標的親は、両親が言い争う姿に子供が深く傷つくことを知っているので、疎外親を悪く言うことが出来ません。結果として問題提起になりません。

片親疎外の標的親としてありのままの情報発信をすれば子供が傷つくからです。

ブログやYouTubeで情報発信している標的親の中で、すべての理不尽を飲み込んで、子供への愛情を伝えることだけに専念している方を多く見かけます。

会えてもいない、話せてもいないけど、愛しているよ。

自分のことを嫌っているかもしれないけど、愛している。

嫌っていてもいいから、一目会いたい。

 

子供が親を拒絶することはない

片親疎外は存在しますが、この情報以外で、多くの人に知って欲しい事実が一つあります。

子供が自然に親を拒絶したり嫌うことはないという事実です。

全く関連の経験がない人でも常識と共感性を持って考えれば分かります。

たとえ虐待を受けていても、子供は親を愛しています。ソーシャルワーカーによる調査の過程でも、実際には虐待を受けている子供が、虐待を受けていないと主張して親を守ろうとします。

毒親問題もこれを裏付ける事例です。

子供が自然と問題のある親を拒絶するならば毒親問題は存在しません。こんな親とは、距離を置こう、気にするのやめよう、被害をどこかへ訴えようと子供自身が解決に向けて動くからです。

でも、実際にはこんなことは起きません。

毒親は、どんなに酷いことをしても、子供は親を愛し続けるという特性を利用して、子供から自尊心とエネルギーを奪い続けます。

 

唯一、子供が親を拒絶するのは、子供の外部から、そのような圧力がかかったときだけです。

誰かが子供を一方の親を拒絶るうように洗脳したときだけです。

この事実を多くの方に知って欲しいです。

「子供が親である自分を嫌っている」と相談を受けたなら、まず第一に、第三者からの外圧を子供が受けている可能性を想定して下さい。

子供が父親を嫌っているから、親権を渡したくない、会わせたくない」と申し出があったならば、父親に問題がある可能性よりも、何等かの外圧が子供にかかっていることを想定して下さい。

 

まとめ

片親疎外の情報発信が難しい理由を紹介しました。

片親疎外の被害状況を聞かない目にしない理由があります。他の自己愛不全者問題同様に、社会構造や人間心理の狭間のはまり込んで、問題解決が進まず、被害者が救われない現状があります。

いつくかの理由で被害者、とりわけ、標的親は被害状況を情報発信することができません。

子供が自ら親を拒絶することはない事実を知って頂きたいです。そうすれば、標的親は第三者へ相談しやすくなりますし、疎外親は司法を使っての疎外を行い難くなります。

現状打開のためにこの問題の理解を深めご協力をお願いします。