子供へのDV事案
日本では共同親権の法制化が進んでいます。
共同親権反対の論拠として必ず上がるのが「DV事案」です。
夫婦の間にDVがある場合、共同親権となり、元夫婦が接触を持つとDV被害者が加害者からの逃れることができない。
これが一般艇なDV事案です。
このDV事案に「児童虐待」も含めて、子供の最善の利益に反するから共同親権を認めるべきではないとの論調が展開されることがあります。
でも、これって超モラハラ論法です。
単独親権を盾にとっての片親疎外、親子断絶を防ぐため、日本国民全員でDV事案を論破して、原則共同親権、共同監護を実現しましょう。
子供へのDV事案
一般的な「夫婦間のDV事案」は秒で論破できます。
離婚理由のほんの一部でしかないDVを盾にとり「共同親権、共同監護」はすべての離婚で一切認めないというのは筋が通らない。
これだけです。
しかし、このDV事案に「子供へのDV事案」(つまり、児童虐待)を匂わせて共同親権への反対を主張する人達がいます。
検索すればすぐに出てきます。ざっと見出しだけを並べます。
共同親権は「子どもの命脅かす」DV被害者側、導入に危機感
緊急声明:DV・虐待被害者を危険にさらす共同親権案に反対します。「子どもの居所指定権」を含めないでください
共同親権よりDV・虐待の厳罰化と再教育を優先すべきでは? 弁護士がシングルマザー対象に勉強会
これって「子供の最善の利益」をうたっているように見えるかもしれませんが、本当に「子供の最善の利益」を目指すならこうは絶対になりません。
子供への虐待を理由に共同親権を認めないのはモラハラ論法
この「子供へのDV事案」は、DVモラハラ加害者(自己愛性人格障害者)側が好んで使うモラハラ論法です。
自分にとって都合の良い論拠だけを拾い上げ、都合の悪い部分には一切触れずに論理を構成します。
子供へのDV事案の場合、「子供の最善の利益」と「児童虐待」だけを切り抜いて論拠にしています。
この共同親権反対派が完全に無視している事実は、子供の人生から一方の親を消し去る、子供のルーツの半分を否定する、一方の親との接触を著しく疎外することは、酷い児童虐待であることです。
現在、単独親権下でもっとも一般的な月一回の非同居親との面会そのものが酷い児童虐待です。そして、その月一回の面会すら、単独親権を盾にとり、守られないことが多々あります。
共同親権反対の一番の理由が「児童虐待を防ぐ」ことならば、共同親権反対の結論は決して導きだされることはありません。単独親権そのものが児童虐待だからです。
「児童虐待を防ぐ」ことを第一義にするならば、「DV事案」派が主張するべきことは、
「子供への虐待」が認められないすべて離婚で「共同親権、共同監護」を認めるべき!となるはずです。
そして、「子供への虐待」が認められない離婚が、日本では大多数です。
さいごに
みんなで共同親権反対派の「子供へのDV事案」を秒で論破しましょう。
この「DV事案」は、DV加害者が使うモラハラ論法です。
子供の最善の利益を最優先するならば、「子供への虐待」が認められないすべての離婚で「原則共同親権、共同監護」となるはずであり、「すべての離婚で共同親権を認めない」とはならないはずです。