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被害者ぶるモラハラ加害者の真実:手口・心理・対処法・その見抜き方

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被害者ぶるモラハラ妻・モラハラ夫(人格障害者)

自分を被害者だと装う「モラハラ妻・モラハラ夫」は特に厄介な問題です。自己愛性・境界性人格障害(ナルシシズム)がドメスティックバイオレンス(DV)、モラハラの原因となりますが、ナルシシストの特徴の一つに「被害者ぶる」があります。この行動には多くの背景や理由があり、その結果として家族や周囲の人々に深刻な影響を与えます。この記事では、彼らの手口、なぜ彼らがそうした行動を取るのか、その背景や理由を説明し、対処法、虚偽DVとのつながりや見分け方についても解説します。

自己愛性・境界性人格障害がモラハラの原因

こうした行動の背後には、自己愛性人格障害(NPD)や境界性人格障害(BPD)があることが多いです。これらの人格障害者(ナルシシスト)には、いくつかの特徴があります。その中でこの被害者面に関係するのは以下です。

  • 強い被害者意識:ナルシシストは物事を自分中心に考え、他人を責めることで自分を守ろうとします。これにより、自分を被害者のように見せかけて、周囲に相手が悪者であると思わせることができます。

  • 他責:ナルシシストは、自分の非を認めることができません。何か問題が起きた場合、常に周囲の人に責任を押し付けることで、自分を正当化しようとします。

  • 脆弱な自己肯定感:ナルシシストの内面には強い劣等感があり、自己肯定感が非常に低いです。そのため、自分に自信を持つことができず、他者を味方につけることで心理的な安定を図ろうとします。

モラハラ加害者が被害者ぶる手口

ドラマチックな物語の創造し他者を操作

モラハラ加害者は、自分が被害者であると周囲に信じさせるため、過去の記憶を改ざんしたり、事実を誇張したりして物語を作り上げます。この物語は、相手を悪者として描くことで、加害者自身が同情や支援を得やすくする仕組みになっています。また、彼らは自身の不利な状況を逆手に取り、「これほどひどい目に遭わされた」と周囲に強調します。

さらに、モラハラ加害者は、周囲の人々を巧妙に操作し、外部の力を使って相手を悪者に仕立て上げます。この過程では、友人や家族、場合によっては専門家や法律関係者を巻き込むこともあります。周囲を味方につけるために、誇張や虚偽の情報を流布することも珍しくありません。その結果、被害者は孤立させられ、さらに不利な立場に追い込まれます。

やられっぱなしのかわいそうな人を演じる

「自分はかわいそうな人」という立場を取ることで、相手を悪者として描き、自分の攻撃行為を正当化します。弱者のふりをして相手の非を浮き彫りにする一方で、実際には計算高く、自分に有利な状況を作り上げます。特に「自分を守るために仕方なく行動している」という姿勢を装うことで、周囲の同情を引きつけ、攻撃行動を正当化します。

ドラマチックな言葉で自己弁護

問題が発生した際には、「そんなに悪者にしたいのか」「どうせ自分なんて必要とされていない」といった言葉を用いて、相手を非難しつつも自分を被害者として演じる行動を取ります。これらの発言は周囲に対して「自分は攻撃されているだけの存在だ」という印象を与えるためのものであり、相手の信頼を失わせる目的があります。

自虐的な態度で相手を責める

さらに、加害者は自虐的な言葉を使いながら相手を責めることがあります。「自分はこんなに頑張っているのに誰もわかってくれない」といった表現を用い、相手に罪悪感を抱かせるのが典型的な手法です。このような態度により、相手は「自分が悪いのではないか」と錯覚し、結果的に加害者の支配下に置かれることになります。

社会的評価を利用した圧力

モラハラ加害者は、職場や地域社会などの外部環境での評判を利用し、相手に圧力をかけることもあります。「周囲の人たちは私を支持している」という雰囲気を作り上げ、被害者を孤立させ、追い詰める戦術です。また、「みんながあなたを悪いと言っている」「あなたがおかしいと思っている」など、周囲の不特定の人々を権威として利用し、相手を精神的に追い詰める手法もよく見られます。このような発言により、被害者は孤立感を強められ、自分が間違っているのではないかと疑念を抱かされる結果になります。これにより、被害者は自分の正当性を訴える機会を奪われ、さらなる精神的ダメージを受けます。

モラハラ妻・夫が被害者ぶる背景と理由

被害者意識と被害者心理

自己愛性や境界性人格障害の人は、自分が攻撃されていると感じやすいです。そのため、何でも相手のせいにして自分が被害者だと主張します。この心理は、過去のトラウマや未解決の感情的な問題に起因していることがあります。また、彼らは自分の行動を正当化するために「攻撃されている」という物語を作り上げる傾向があります。

責任転嫁

問題が起きたときに、自分の責任を認めず、相手に押し付けることがあります。これにより、相手は加害者となり自分が被害者の立場になります。

他人を利用する

被害者を装うことで、周囲から同情や助けを得ようとします。これにより、自分の行動を正当化しようとするのです。また、相手を加害者に仕立て上げることで利を得ようとします。

その他の理由

幼少期のトラウマや、未熟な心理状態が影響している場合もあります。例えば、幼少期に十分な愛情を受けられなかった場合、大人になってから他人の注意や関心を得るために被害者の役割を演じることがあります。

被害者を装うことで得られる利点

モラハラ加害者が「被害者」を装うことで得られる利点は少なくありません。

加害者でなくなる

被害者を装うことで、加害者としての立場から逃れることができます。周囲の人々に「自分は悪くない」という印象を与えることで、自身の行動への非難や責任追及を回避します。このような心理戦略は、加害者自身の立場を守るだけでなく、被害者に非を押し付ける手段として機能します。

相手を責めることができる

自らが被害者であると主張することで、相手を加害者として描き出し、逆に責める材料を得ることができます。これにより、モラハラ加害者は自分が行った問題行動を隠し、相手に罪悪感や負担を押し付けることが可能になります。このような行為は相手を心理的に追い詰め、さらなるコントロールを可能にします。

被害者に責任転嫁できる

モラハラ加害者は、被害者を装うことで、実際の問題の責任を相手に押し付けることができます。「自分が苦しんでいるのは、相手の行動が原因だ」と主張することで、自分自身の非や問題点を覆い隠します。この責任転嫁により、相手は自分が悪いと感じるようになり、加害者の思い通りに動く可能性が高まります。

被害者に謝らせコントロールできる

被害者を装うことで、相手に罪悪感を与え、謝罪させる状況を作り出すことができます。謝罪を引き出すことで、加害者は相手を心理的に優位に立ち、さらなる支配やコントロールを強化します。また、謝罪を受け入れる形を取ることで、自分を寛容な存在として周囲に見せる効果もあります。

周囲の同情や支援を得る

被害者を装う最大の利点は、周囲からの同情や支援を得られることです。「かわいそうな人」という印象を与えることで、他者の助けや味方を引き寄せます。これにより、加害者は社会的に孤立するリスクを軽減し、むしろ被害者のほうが孤立してしまう構図を作り出します。さらに、この同情を利用して、自分の行動を正当化するための武器にすることもできます。

被害者を孤立させる

被害者を装うことで、被害者を周囲から孤立させる効果もあります。周囲が加害者の言い分を信じると、被害者は「問題のある人」として扱われ、友人や家族との関係が悪化します。この孤立感が、被害者をさらに精神的に追い詰める結果を生みます。

裁判では親権や養育費など実質的なメリットがある

裁判や離婚調停といった法的な場面では、被害者を装うことで、親権や養育費といった実質的な利益を得ることができます。被害者としての印象を裁判官や弁護士、証人に与えることで、相手を不利な立場に追い込みます。このような行動は法的な手続きを利用して、自分に有利な条件を引き出す目的を持っています。

虚偽ドメスティックバイオレンス(DV)との関係

モラハラ妻・夫が行う中でも、最も深刻な問題の一つが虚偽DVです。離婚や親権争いで、事実と異なるDVの主張をすることで以下のような問題が起きます。

  • 証拠がなくても信じられることがある:証拠がない場合でも、虚偽のDV主張が通り、相手が親権や監護権を失うケースがあります。特に、社会が「被害者の声を守る」ことを重視する場合、この問題が深刻化します。

  • 社会の理解不足:裁判所や周囲の人が、こうした嘘を見抜けないため、不公平な結果になることが少なくありません。虚偽の主張が通れば、真の被害者が見過ごされる可能性も高まります。

このような不条理を解決するためには、社会全体のリテラシーを高めることが重要だと考え、このブログを運営しています。ナルシシストは特有の偏った言動を示し、その一つが被害者面や虚偽DVです。虚偽DVにのみ焦点を当てるのではなく、彼らの人物像や他の行動パターンを総合的に分析することで、この虚偽を見抜くことは決して難しくありません。

被害者ぶるモラハラ加害者への対処法

モラハラ加害者の人格障害の程度によって、適切な対策は異なります。以下の方法を参考に、状況や相手の人格特性に応じた対応を検討してください。

1. 真正面から伝える

人格障害がまだ軽度の場合は、問題を真正面から指摘し、修正を試みることが重要です。人格障害は加齢とともに悪化しやすく、入籍や結婚式、出産といった被害者が逃げにくいタイミングで顕著になる傾向があります。婚姻初期の段階であれば、まだ会話が通じる可能性があります。

被害者が知っておくべきことは、時間の経過とともに状況が悪化する可能性が高いということです。小さな違和感を覚えた段階で、早期に対処することをおすすめします。モラハラ加害者が被害者ぶる行為は、責任転嫁によるものです。彼らは自分の非を認められないため、責任を他者に押し付ける傾向があります。

自分の非を認めることは心の鍛錬であり、この鍛錬を怠ることで、次に問題が発生した際も責任転嫁を繰り返すという悪循環に陥ります。この悪循環をできるだけ早い段階で断ち切ることが大切です。

2. 距離を取る・鵜呑みにしない

悪循環が進行し、人格障害が悪化して加害者が自分の行為に向き合わない場合、加害者が変わることはほぼ不可能です。自分の非を認められないため、彼らにとって変わる必要性がないのです。常に他者を悪者に仕立て上げ、自分は正当だと思い込む傾向があります。

このような状況では、被害者が加害者の言動に惑わされず、自ら距離を取ることが必要不可欠です。加害者は感情を揺さぶるような言動を必ず行います。「周囲の人があなたを悪いと言っている」などの発言は、その典型的な手口です。このような発言を冷静に理解し、加害者の策略に乗らないことが重要です。

自分の感情を揺さぶられないためにも、加害者の言動を過剰に気にせず、冷静さを保つことが最善の対応となります。感情的な挑発に乗らないことで、加害者のコントロールを回避することができます。

3. 司法や裁判所に頼らない方法を最初から想定する

裁判や調停が必要な状況に追い込まれた場合、多くの被害者は司法や裁判所での解決を最優先に考えます。それ自体は正当な判断であり、証拠を集めたり、専門家や弁護士に相談することは重要です。しかし、家庭裁判所は往々にしてモラハラ加害者や人格障害者に有利に働くことが多く、真の被害者がさらに追い詰められるリスクがあるという現実を忘れてはいけません。

そのため、司法手続きを進めつつ、裁判所だけに全面的に依存しない別の対策を同時に講じることを強くお勧めします。たとえば、以下のような具体的な行動が考えられます:

  • 子どもとの絆を守る準備をする

    モラハラ加害者(人格障害者)は、離婚となると片親疎外を行うケースが多々あります。将来的に子どもと断絶する可能性に備え、YouTubeチャンネルやブログを開設し、愛情や思いを伝えるプラットフォームを用意する。これにより、子どもが成長した際に親の真実の姿を知る手段を提供できます。

  • 経済的な自立を目指す
    副業を開始し、不労収入を構築することで、不当な婚費や養育費の負担に備える。経済的な自由を得ることは、精神的な安定にもつながります。

  • 最悪の結果に備えた心構えを持つ
    裁判の結果が期待通りでない場合でも、打ちのめされないよう心の準備を整えることも必要です。司法手続きには不確定要素が多いため、柔軟な視点と現実的な期待値を持つことが大切です。

司法の決定が思わぬ形で展開した場合、それ以外の選択肢を持たないと大きな衝撃を受け、対応が難しくなる可能性があります。こうした事態を避けるためにも、柔軟で多角的な対策を早い段階から計画し、行動に移すことが不可欠です。家庭裁判所の手続きに並行して別の選択肢を整えることで、状況が思い通りにいかない場合でも冷静に対応できる備えを築きましょう。

真実の見分け方

DVモラハラ被害者も加害者もどちらも被害者の立場をとるため、判断が難しいと感じるかもしれません。しかし、加害者が被害者ぶる場合と、真の被害者が被害を訴える場合では、具体的な言動にいくつかの違いが見られます。加害者の場合、相手を攻撃することに焦点を当て、自分を被害者として演じ続ける傾向があります。一方で、真の被害者は、状況を改善しようとする解決策を模索し、より具体的で建設的な相談や行動を取ることが特徴です。

解決策への姿勢

真の被害者は、実際に深刻な被害を受けているため、少しでも早くその状況を改善したいと考えます。彼らの相談内容には、具体的な「解決策」が含まれることが多く、「離婚した方が良いか?」や「この状況をどうすれば良いか?」といった建設的な質問が特徴です。

一方で、加害者(ナルシシスト)の場合、実際には被害を受けていないにもかかわらず、被害者の立場を利用しようとします。彼らは問題が解決されると被害者としての立場を維持できなくなるため、むしろ解決を避ける傾向にあります。そのため、相談内容に解決策が含まれることは少なく、ひたすら相手の悪行を非難し、自分が被害者であることを強調し続けます。このように、被害者で居続けることが彼らの目的となっています。

言動の矛盾

嘘をついている人の言動には一貫性がありません。虚偽DVや離婚のケースでよく見られる例として、相手を酷いDV夫・DV妻、虐待親などと主張しながら、離婚そのものには激しく抵抗する行動が挙げられます。また、子供との面会を一切拒絶しながら、養育費を請求することもあります。前者は、DV配偶者と離婚したいと思わない人はいないため矛盾しています。後者についても、子供を奪い、お金まで奪おうとする行動が見られます。もし相手が本当に危険なDV加害者であれば、報復を恐れるのが自然な反応であるはずですが、そのような恐れが見られない点です。この理由は明白で、相手が本当のDV加害者でないと知っているからに他なりません。私自身も元妻から虚偽DVの主張を受けた経験があります。その元妻は、離婚裁判を妨害し続け、4年間もの間裁判を引き延ばしました。このような矛盾が明らかであるにもかかわらず、社会と裁判所のリテラシー不足により、その矛盾が見抜かれることはありませんでした。

実利と実被害

被害者とされた人が実際には利益を得ており、加害者とされた人が損害を受け打ちのめされるケースがあります。これはナルシシストの被害者ぶりによって引き起こされる典型的な状況です。たとえば、DV被害者とされた側が、相手から多額のお金を受け取りつつ、子供と一緒に快適な生活を送る一方で、加害者とされた側は子供との関係を断たれた上に慰謝料や養育費の支払いを強いられることがあります。ナルシシストが疑似被害の戦略をとるときこのようなケースが多く見れます。被害を受けた人が被害者であり、そこから利を得た方が加害者の可能性が高い。この単純な構図が見えにくくなります。このような不公平を防ぐためには、どちらが実際に利益を得ているか、そしてどちらが本当の被害を受けているかを冷静にそして単純に見極めることが重要です。

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被害者ぶるモラハラ加害者 まとめ

被害者ぶるモラハラ妻・夫の行動は、虚偽DVや誇張された被害訴えなど、家庭や社会に深刻な影響を及ぼす問題と密接に関連しています。ナルシシストの特徴的な行動として、被害者のふりをすることで利を得ようとする一方で、本来の被害者が不当な扱いを受ける状況が繰り返されています。

これらの問題を解決するためには、まず彼らが被害者を装う手口、背景、動機を理解することが不可欠です。モラハラ加害者が巧妙に物語を作り上げる手法や矛盾した言動、他者を利用する傾向を見抜くことが、被害者と加害者を正確に識別する手がかりとなります。また、真の被害者が具体的な解決策を求める傾向がある一方で、加害者は状況を解決しようとしないという行動の違いに着目することが重要です。司法手続きに加えて柔軟で多角的な対策を計画し、冷静さを保ちながら感情的な挑発に巻き込まれない対応力を養うことが求められます。

社会全体として、このような不公正を防ぐにはリテラシーの向上が欠かせません。裁判所や周囲の人々が、虚偽の主張を見抜く目を養い、本当の被害者が適切な支援を受けられる環境を整えることが求められます。また、真実を冷静に見極める視点を持つことが、虚偽DVやモラハラ加害者の戦略を無効化する鍵となります。

最終的には、不公平な状況を減らし、真の被害者が安心して支援を受けられる社会を実現することが重要です。そのためには、被害者ぶるモラハラ妻・夫の行動パターンを深く理解し、正確な事実に基づいた判断を行う力を養う必要があります。この取り組みを通じて、家庭や社会のより良い未来を築けることを心から願っています。