アメリカでの国際モラハラ離婚

モラ妻からのモラハラ実例、そこからの学び、人生の立て直しを綴ります

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疎外親の大前提「子供は問題のある親を嫌う」は間違い。その3。ストックホルム症候群。

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片親疎外を行う疎外親の大前提

片親疎外とは、一方の親(疎外親)が、子供を操り洗脳して、もう一方の親(標的親)へ嫌悪感を抱かせて拒絶するように仕向けることです。

標的親を拒絶するように子供を洗脳しておいて、子供が拒絶を示せば、今度はそれを根拠に自分の行っている片親疎外を正当化します。

「子供自身があなた(標的親)を嫌っていて会いたがらない。あなた(標的親)が問題のあるダメな親であることを子供は認識している。」

つまり、これは、「子供は、問題のある親を嫌い、拒絶する」が大前提となっています。

この疎外親が使う大前提が必ずしも正しくはないことを説明する実例として良く使われるストックホルム症候群を紹介します。

ある銀行立てこもり事件で、人質が犯人への異常な愛着を示し、自ら救出を拒み、犯人と一緒に警察に反抗、犯人逮捕後も犯人に有利になるよう警察の捜査に協力しなかったり、犯人に恋愛感情を持つ人質もいた事件です。

それが暴力であっても、自分の生死に大きな力を持つ人間が現れたとき、その人間に歩み寄り一体化することで、自分を守ろうとする生存本能が人間には備わっています。

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Image by ahobbit from Pixabay

 

事件の概要

1973年8月、2人の強盗がストックホルムの銀行で4人の人質をとって6日間立てこもった。この間、人質は次第に犯人に共感し、自ら救助を拒否、銃を警察に向けて対抗した。解放後も犯人をかばう証言をしたり、犯人に恋愛感情を持つ人質もいた。

 

ストックホルム症候群

生死を分ける極限状態で起こるこのような心理的な変化と行動がストックホルム症候群と名付けられた。

 

片親疎外との関連

酷い片親疎外を行うのは、自己愛性または境界性人格障害者であり、児童虐待を行います。離婚が主なきっかけとなり、疎外親は、虐待を加えていた子供を自分の側へ取り込み、標的親への攻撃を開始します。

このとき、子供は自分を虐待しなかった標的親ではなく、虐待をしていた疎外親の側に立つことが多いです。

標的親が何とかこの状況から子供を救い出そうと努力しますが、子供はこれを拒否して、疎外親と一緒に標的親を拒絶し攻撃をします。

この強盗立てこもり事件と全く同じ状況です。

 

僕もこれを目の前で見ています。

これまで搾取子として、毒母からの酷い虐待を受けてきた長男は、現在は、片親疎外の洗脳にすっかりはまり、僕を拒絶し人格攻撃を続けています。

この事件の人質は大人で、たった6日間の立てこもりでしたが、人質は自分に危害を加えている犯人の側に立つようになりました。犯人と人質には親子関係はなく、全くの他人です。親に依存して生きるしかない子供が、数カ月から数年間、このような状況に置かれた場合にどうなるかは、簡単に想像できます。

 

共感性を持って考えれば簡単に理解できる

この事件、最初は何と異常なことが起きるのかと思います。でも、真剣に人質の立場になって考えれば理解できます。

自分の後頭部に後ろからぴったりと銃口が向けられている状況で、外から自分を救助しようとする警察に向かって「助けてくれー!」と叫ぶようりは、「犯人の行動は正しい!要求に従え!」と言う方が、自分の安全は守れます。

そして、この犯人の側に立つ行動が、演技に見えない方が、つまり、本気で犯人に共感した方が、さらに安全です。

解放後も犯人の側に立つのは、自分の行動を正当化しようとするナルシシズムが働いているかもしれません。

 

疎外親の大前提は共感性の無さに由来

疎外親の大前提「子供は問題のある親を嫌い拒絶する」は、人格障害に由来する共感性の無さに由来することが分かります。

真剣に子供の立場に立てば、これは逆なのです。

子供は自分を守るためにより暴力的で危険な親へ自ら同調します。

ストックホルムの事件の人質と同じことが起きます。

 

疎外親の大前提に納得するのは大人の都合

疎外親の大前提「子供は問題のある親を嫌い拒絶する」は、世の中の大人に良く受け入れられています。だから、疎外親はこの理屈を使います。

でも、これに大人達が納得するのは、自分の子供時代を忘れて大人の感覚をもって子供の立場に立つからです。自分で生きる力のある大人は、問題のある人と距離を置くのは、ごく普通の選択です。でも、子供には、これが出来ないことをすっかりと忘れています。子供は距離を置きたくても出来ないから、生きるためには、問題のある親の機嫌をとり同調します。

 

児童虐待の残酷さ

親からの虐待により命を落とす子供もいます。

ついつい、ここに大人の感覚を持ち込んでいまうかもしれません。

助けて欲しかったのにできなかったのだろう。

何とか逃げたかったのに逃げれなかったのだろう。

大人の感覚を持ち込めば分からなくはないですが、真剣に子供の立場に立てば、必ずしも、こうでなかったことも多いと思います。

最後の最後まで、虐待親を愛し、虐待親からの愛情を渇望し、虐待親の心に寄り添った子供達も多いと思います。

 

まとめ

疎外親が使う大前提「子供は問題のある親を嫌い拒絶する」は間違っています。むしろ正反対です。

ストックホルム症候群の名前の由来となった事件は、これを良く示しています。

大人ですら、そしてたったの6日間でも、自分の生存を脅かす人間へ共感し味方するようになります。

子供が虐待親の側へ立つことは不思議なことではありません。