前回の「銀行口座から妻を締め出す」で書きました、妻との共同口座を解約したときの銀行員とのやりとりです。2020年2月10日のことです。
銀行員との会話
妻との共同口座の一つを解約しに銀行へ行きました。どうして解約するのかと銀行員に聞かれ、正直に答えました。妻の浪費に苦しんでいると。
楽しいことではありません。悲壮な顔をしていたのかもしれません。
「気にしないで。この仕事をしてると、よくあることだよ。君だけじゃないよ。」
とその銀行員は、少し慰めてくれました。
「奥さんは働いてないんでしょ。」
と見事に我が家の状況を言い当てました。
僕はこんなことをする日が来るとは全く思っていなかったので、良くあることだなんて、驚きました。
さらにその銀行員は続けました。
「実は、僕の母親がそうだったんだ。彼女は、一度も働いたことが無くて、お金のことは何も分かってなかった。とりわけ、販売店がクレジットカードを発行するようになると、大きな買い物をするようになった。現金を持ち合わせてなくても、その場でカードを発行して買えるからね。高価な家具なんかを買ってきて、一ヵ月$150だけを払い続ければ良いのだから安いでしょ、なんて言ってた。彼女は、利息25%のローンがどういうことなのか全く分かっていなかった。どんなに父親が説得しても、母親の浪費癖が治ることはなくてね。そして、父親が、今、君がやっていることと全く同じことをしたんだ。」
良くあることだと言われたときは、単に慰めようと思ってくれているだけかと思いましたが、自分の両親がそうだったというのは、かなり説得力がありました。
この痛みに耐えている人が他にもいるんだなって少し勇気づけられました。
焼石に水かもしれないとの銀行員の言葉
その銀行員は、「共同口座はこれだけ?」と聞いたので、「もう一つあるよ。そっちに生活費を振り込むから、その範囲内でやりくりして欲しいと妻には伝えている」と答えました。
「その共同口座からも奥さんを締め出して、可能なら、彼女のクレジットカードも解約した方が良いと思うよ。残念だけど、浪費癖って簡単には治らないよ。もう一つの共同口座で結局同じことが起きるかもしれない。お金の知識の足りない浪費癖のある人からは、浪費できる機会を可能な限り奪うことが大事だよ。」
覚悟してます。妻の浪費癖が治らないことも、妻の名義のクレジットカードに借金が積みあがることも、何らかの報復があることも。何も起きないなんて思ってない。それでも、少しづつ様子を見て判断して進まなくてはいけない。何もしなければ、何も変わらないから。
今後の予定
次は、僕名義の共同クレジットカード(妻も使用可能)の使用限度を引き下げて行くつもりです。
妻の名義の共同クレジットカード(限度額$10,000)もあります。問い合わせましたが、これは、僕からは解約することも使用限度を引き下げることもできませんでした。この妻の名義のクレジットカードは、残した共同口座と繋がっていて、そこから支払いをするようになっています。もし、妻がこのクレジットカードで浪費を繰り返すようなら、銀行員が言ったように、残された共同口座も解約して、妻には生活費として現金を渡すか、使用限度の決まった新たなクレジットカードを渡そうと思っています。それで、妻名義のクレジットカードは、我が家の家計とは切り離し、そのカードで借金を積み上げてもそれは彼女個人の借金だと主張するつもりです。