ナルシシズムを乗り越えよう

ナルシシズムを克服して心豊かに

国際結婚がモラハラになりやすい理由とその背景

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Image by Gerd Altmann from Pixabay

国際結婚は、夢や希望に満ちたものとして語られることが多い一方で、現実にはDV(ドメスティック・バイオレンス)やモラルハラスメント(モラハラ)となることが多いです。。私自身、以前の国際結婚で経験した元配偶者からのDVとモラハラにより、離婚を選ばざるを得ませんでした。その理由は、ナルシシスト(自己愛性・境界性人格障害を持つ人)が国際結婚を希望するからです。本記事では、なぜナルシシストが国際婚を希望するのか、その理由を解説しながら、この問題への理解を深めていきます。

DVやモラハラの根本原因:ナルシシズム(主に自己愛・境界性人格障害)

ナルシシストは、他者との健全な関係を築くことが難しく、自己中心的な欲求が強いため、DVやモラハラの加害者となります。私自身はナルシシズムはDVやモラハラの唯一の原因だと思っています。それ以外の原因は存在しません。国際結婚がDVやモラハラとなる一番大きな理由は、単純にナルシシストが国際婚を望み、実行することが多いからです。特に、国際結婚においてナルシシストが相手を利用しようとする動機が明確化され、これがモラハラやDVの発生率を高める要因となります。

ナルシシストが国際婚を希望する理由

相手を利用する目的を持つため

ナルシシストは、自分の利益を追求し他者を利用する傾向があります。ナルシシストは、「他者から奪う」こと、「他者を利用し自分に利を成す」ことに執着しています。国際結婚は同国民の結婚よりも、相手を利用しようとの思惑が明確化されます。その例を以下に挙げます。

居住権

例として、アメリカのグリーンカードや日本の居住権を得るために結婚を利用するケースがあります。アメリカに住みたい、アメリカのグリーンカードが欲しいと思っているナルシシストは、アメリカ人と国際結婚ができれば、簡単にグリーンカードを得ることが出来ます。日本の居住権も日本人と結婚すれば取りやすくなります。

言語と文化のサポート

現地の言語や文化への適応を配偶者に頼ることで、自分の負担を減らしたり、慣れない海外に住むデメリットを解消しようとします。

ハーフの子供

見た目や文化的なステータスの象徴としてハーフの子供を望むケースがあります。ハーフの子供が欲しいから外国人と結婚したいと明言する人は確かにいます。これも相手を愛して大事にし尽くしたいと言うよりは、相手から自分に何かが欲しい、それが欲しいから国際結婚をしたいと言っているわけです。ナルシシスト気質のある人はこういう発想を常にしています。

経済的利益

豊かな国の人と結婚し、経済的な支援や母国への送金を目的とすることもあります。結婚後は、何だかんだと理由をつけて、ナルシストの母国への送金を催促してくるケースは多いです。

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3-2) 他者からの賞賛を得る

ナルシシストは、他者から賞賛されることを強く望みます。国際結婚は、文化や言語の違いを乗り越える美談として周囲から注目されやすく、ナルシシストの承認欲求を満たす手段として最適です。一部の国では未だに日本人配偶者を持つことがステータスとなっています。

被害者側の精神性と人間性の高さが仇となる

被害者側にも特定の特性があります。国際結婚に踏み切る被害者は、しばしば高い精神性や偏見のない視点を持つ人々です。このような人間性の高さがナルシシストにとって利用しやすい特性となり、結果的に加害者の策略に巻き込まれます。

一方で、私はアメリカに住んでいて、とても上手く行っている国際結婚のケースを多く見てきています。この精神性の高い人同士が国際結婚をするととても上手く行くのは当然のことです。

日本人による国際実子誘拐との関係

日本は国際的に子供の拉致問題で批判を受ける国の一つです。特に、国際結婚の破綻後、片親が子供を日本に連れ帰り、もう一方の親を疎外する事例が多発しています。苛烈な片親疎外もナルシシストが示す特徴です。国際実子誘拐、片親疎外、DVモラハラ、ナルシシズムとの関係は全く話題にされていませんが、確実に関連していると思います。国際婚が破綻し子供を連れ帰ったという単純な話ではないのです。そもそも、将来的にDVモラハラ、実子誘拐、片親疎外を行うナルシシストの気質を持った人間が、国際結婚を望むのことに端を発しています。そして、人格障害が故に婚姻が破綻し、異常な離婚劇、実子誘拐、片親疎外へ繋がって来ます。国際実子誘拐のニュースを見ると、多くの被害者が白人男性や白人女性であることに気付くでしょう。先ほどの「ハーフの子供」と関連していることが分かります。

日本が子供の国際拉致国家との悪名ははせている一方で、私を含め、日本人の実子誘拐・片親疎外被害者が多くいることをお伝えしたいです。ナルシシストが日本人の場合もあれば、国際結婚を望んだ外国人の場合もあります。

 

国際モラハラ婚を避けるため

知識を持つことの重要性

まず、国際結婚がモラハラに発展しやすい事実を理解することが必要です。特にナルシシストが持つ動機を知り、その特徴に対するリテラシーを向上させることが大切です。

相手の動機を見極める

結婚前に相手の人格や結婚への動機を慎重に見極めることが重要です。相手が持つ利益追求の意図やナルシシストの傾向を早期に察知するための観察力を養いましょう。利益追求のために近づいてくる人の特徴は、自分と結婚すれば、あなたには、こんな利益やメリットがあると仄めかしてくることです。自分がメリットを考えて結婚を望んでいるので、相手も同じだと考えているのです。

相手がナルシシストかどうかを見極める

ナルシシストには特定の行動パターンがあり、それを知ることで問題の発生を事前に防ぐことができます。例えば、過度の自己中心的な発言や、他者をコントロールしようとする傾向が見られる場合、それは警告サインです。また、交際を迫る際にはラブボミング(Love Bombing)と呼ばれる、いわゆる、猛烈アプローチをしてくることもナルシシストの特徴です。こうした特徴を把握しておけば、相手がナルシシストかどうかを見極める助けになります。

国際結婚がモラハラになりやすい理由のまとめ

国際結婚がDVモラハラになるのは将来モラハラ加害者となるナルシシストが国際結婚を望むからです。また、ナルシシストの特性と被害者側の人間性の高さが複雑に絡み合っていることに起因します。ナルシシストは自己中心的な欲求に従い、他者を利用する傾向が強い一方で、被害者は高い精神性や寛容さを持つことが多く、このバランスの不均衡が問題を引き起こします。利用してやろうと求婚するナルシシストに対いて、まさか、そんな理由で結婚相手を選ぶ人間がいるとは想像もでず、言葉や文化の違いを乗り越えて行こうする純粋な人が結婚してしまうのです。このような国際モラハラ婚を避けるためには、まずは、国際結婚がモラハラとなりやすい事実とナルシシストの動機へリテラシーの向上が大事です。相手の人格や結婚への動機を慎重に見極めることが必要です。また、被害者が孤立しないよう、適切な法的支援や社会的ネットワークを強化することが求められます。国際結婚の美談に隠れた課題に目を向け、慎重な判断と支援体制の整備が、より健全な関係の構築につながるでしょう。