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DVモラハラを受けていると気付いた日

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ずっと気付いていなかった

私が妻からのDVモラハラを受けていると認識したのは2019年7月1日のことでした。

DVやモラハラの被害者は、自分が被害にあっていることに気付いていないことが多いと言われますが、私も全くそうでした。

今回は、自分がDVモラハラを受けていると気付いた日を回想します。

 

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家族の中での孤独

結婚し、二人の男の子にも恵まれているのにもかかわらず、私は時々深い孤独を感じていました。仕事から帰宅し「ただいま」というと、妻の反応は無視が一番ましな方。「出てけよ」「どっか行けよ」「死ねよ」という言葉で返されることがほとんどでした。

こんな状態が何年続いているのだろう。結婚して、家族にも恵まれているのに、何か孤独を感じていました。

一人で晩飯を取りながら、「結婚しているのに孤独」とスマホで検索しました。そのとき、そんな自分を励ましてくれるような言葉を探していました。そして偶然出会ったのが、私の全く知らない「モラハラ」という言葉です。

私が日本を離れた2006年頃にはあまり聞かれなかった言葉でした。調べてみると、モラハラはドメスティックバイオレンスの一種で、言葉や態度による精神的な暴力のことだと知りました。その特徴を読み進めていくと、まるで私の妻を描写しているかのようでした。

わが家を見て書いているのか?

最初は信じられませんでした。星占いのように、誰にでも当てはまりそうな内容なのではないかと思ったのです。しかし、さらに調べていくうちに、全てが私の状況と一致していることに気付かされました。

その後、「妻はモラハラではない」と思いたくて証拠を探し始めました。しかし、探せば探すほど、妻の行動がモラハラの典型例であることを突き付けられるばかりでした。

妻に対して認識したモラハラ行為

  1. 暴言 「死ね」「出て行け」「顔を見るだけで腹が立つ」といった暴言を常に受けていました。

  2. マイルールの強要 妻には多くのマイルールがあり、それを私にも強要します。守らない場合は、激しい暴言や暴力が待っています。

  • 外着で家の中に座ることが禁止 必ず部屋着に着替えなければならず、これはお客さんにも適用されました。そのため、家に誰かを招くことができず、私には大きなストレスでした。

  • まな板と包丁の用途が厳密に分けられている 野菜用、肉用、刺身用など用途が細かく決められており、覚えるのは困難でした。

  • 歯ブラシやカップの置き場所が厳格 少しでも位置がズレると怒鳴られることがありました。

  • 突然決められる新しいルール 知らないうちに新ルールが追加され、それに従わないと激しい叱責を受けました。

  1. 常識を盾にした攻撃 「これくらい常識でしょ?」「こんな常識も知らないの?」と責められることが頻繁にありました。

ショックだった「気付き」の瞬間

「モラハラ」という言葉に出会い、結婚生活の10年以上にわたり自分が受けてきたものが精神的な虐待だったと気付いたときのショックは大きいものでした。それまで、「私が悪いから」「どこの夫婦もこういうもの」と自分に言い聞かせてきたことがすべて覆されました。

その日の夜、私は深い絶望の中にいました。「モラハラは直らない」という言葉が胸に突き刺さり、一睡もできませんでした。

知ることの重要性

今振り返ると、「知ること」の重要性を痛感します。モラハラに気付いたことで、自分の状況を正しく理解し、対処するための一歩を踏み出すことができました。

最初は関係修復に努めましたが、「モラハラは直らない」という現実を認識し、最終的には離婚を決意しました。その後、自己愛性人格障害やモラハラについて深く学び、妻の言動の背景を理解することで、傷つくことがなくなりました。

自分自身の尊厳を取り戻すためにも、知識を得ることが最初の鍵だったのです。