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親子断絶に慰謝料が発生しない不思議

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親子断絶に慰謝料は発生しない

誰もこんなことを言っていないかもしれませんが、不貞(浮気)に慰謝料が発生して親子断絶に発生しないのは変じゃないですか?

子供と一緒に過ごす時間を失うことは親にとってはとても辛い傷つく経験です。

心に受ける傷という意味では不貞を上回ると思うのですが。

別居親は心に大きな傷を負うのが現実ですが、この現実が全く考慮されないのは変だと思います。

個人的な意見と提案です。

 

 

Image by Elisa from Pixabay

 

不貞と親子断絶、どっちが辛い?

被害者の(される)立場で浮気と親子断絶どちらが辛いですか?

どちらが傷つきますか?

どちらか選べと言われたら?

もちろん、人それぞれでしょうが、日本でも僕の住んでいるアメリカでも、子供を奪われる方が辛い人の方が多いと思います。

僕は子供を奪われる方が辛いです。

この現実を考えると不貞には慰謝料が発生して親子断絶に発生しないのは、あまりに実情を反映していないと思います。

乖離しすぎです。

誰かこれを納得いくように説明できる人いるのでしょうか?

僕は出来ません。

不貞は家庭を壊すし、相手を深く傷つけるから慰謝料が発生するのでしょうが、親子断絶は、不貞以上に家庭を壊すし相手を傷つけます。

不貞は夫婦の関係を壊しますが、子供に伝えなければ、親子の関係は壊れません。

親子断絶は、一方の親と子の関係は著しく疎外された上に、子供への悪影響は科学的に証明されています。断絶された親の心に傷は不貞をされるよりも深いです。

子供との関係は壊れるが元夫婦の関係は大丈夫ってこともありません。

(元)夫婦の関係だって壊れます。

断絶を強いる元配偶者と離婚後、それはそれと横に置いて、親友のような関係を築ける人はほとんどいないでしょう。

不貞よりも親子断絶の方が断然家庭を破壊します。

だから、不貞に慰謝料が発生して親子断絶に発生しないのは、どう考えても変です。

不貞にも発生しないというならもう少し納得できますが。

 

養育費と親子断絶の慰謝料を相殺

一番言いたいのはこれです。

日本の単独親権下で、離婚後、子供との時間を大きく失う別居親へ慰謝料の考え方が全く無いって異常過ぎませんか?

別居親が強制的に受ける心の傷への考慮がゼロって異常過ぎませんか?

離婚の理由に関わらず、ほぼすべての別居親が、深く傷つく現状と乖離しすぎです。

子供と日常を過ごすって人によっては人生で最高の幸福です。

場合によってはその幸福を一生涯失うことへの考慮がゼロってあり得ないと思うのです。人によっては自死を選ぶほど辛いことへの考慮が全くないのは異常過ぎます。

個人的には、養育費と別居親の心の傷への慰謝料を相殺すれば良いと思っています。

単独親権下では、当然、別居親の心の傷は考慮すべきで、何等かの相殺は必要です。

どちらかが、否応なく、子供との時間を失った上に、大きな金額を負担するわけですから。

また、共同親権のアメリカ(おそらくその他の共同親権の国)でも、別居親の心の傷や子供と過ごす機会損失は養育費算出において全く考慮されません。

アメリカ人は子供を失っても傷つかないって訳では当然ありません。なぜか、別居親の心の傷は万国共通で考慮されないのです。

監護時間が少なくなれば、その分、養育費の額が上がります。

でも、ここに別居親への慰謝料の考え方を入れて、養育費と慰謝料を相殺すれば良いし、相殺すべきと思います。

それがフェアであり現状(子供との時間を奪われることは自死を考えるほどに辛いこと)を反映していると思います。

僕は養育費は原則無しを提案していて、これは、その理由の一つです。

監護時間が少なくなれば確かにもう一方への養育費は多く支払うべきでしょうが、その分、子供との時間が減ったことへの慰謝料を増やして、原則、養育費無しか、監護時間に関わらず、養育費定額を提案します。

養育費と慰謝料はトレードオフの関係になります。

 

解釈と言葉の使い方

現状や現実は全く同じでもそれをどう解釈するか、どんな、言葉を使うかって大事です。

別居の親の心の傷が全く考慮されていないは、言い換えれば、同居親が得ている、子供の成長に立ちあえる、子供と一緒に時間を過ごすという人生で最も大きな幸福が全く考慮されていないと言い換えて良いと思います。

同居親が得ている利益が全く考慮されていません。

別居親への慰謝料というと何だか暗いので、別居親への幸福料という言い方をしてはどうかと思います。

養育費と幸福料を相殺するって言い回しにすれば明るくなります。

別居親が居たからこそできた子供ですし、別居親がその立場でいてくれるからこそ、同居親は大きな幸福(利益)を得られる訳ですから。

ありがとう。幸福料です。あなたのお陰でこの幸福を得られています。って支払えば良いのではないでしょうか。

養育費なしで幸福料のみの方が人間に心に寄り添ったルールかもしれないとすら思います。

どちらを選びますか?

A)子供とは月に二時間の面会のみで何に使われるのか分からない養育費を払い続ける

B)全く同額の幸福料を別居親に支払いながら子供と毎日一緒に過ごす

 

現在の二択が不公平過ぎると言ってもいいですね。

A)子供毎日過ごした上にお金が貰える。

B)子供との時間を大きく失った上にお金を支払う。

 

まあ、こういうことをつらつらと考えていると、結局、半分半分の共同監護で養育費も幸福料もなしでいいじゃんってなるんですけどね。

日本の単独親権制度でやっぱり異常ですよね。

 

まとめ

不貞に慰謝料が発生して親子断絶にはないって実際の人の心の傷の大きさと乖離しすぎています。

不貞よりも親子断絶の方が心の傷は大きいのに慰謝料は不貞にしか発生しません。

養育費と幸福料の相殺を提案します。

その方が人の心の実情に寄り添ったルールだと思います。

どのような批判も受けますが、そんなに、非常識なことを主張しているとは思いません。

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