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New Jerseyでは父親の親権は基本的に保証される

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父親の親権は保証される

娘が自己愛性人格障害者との離婚を経験した同僚との話の中でNew Jerseyでは父親の親権は自動的に保証されると聞きました。

どこかにこれが文章化されいるのかどうかは分かりませんが、New Jerseyの独特の事情、裁判官の態度、モラ元妻が共同親権に同意したことなど、なるほどねと思いました。

とてもニッチな話題ですが、日本の共同親権制度を考える上でも参考になります。

Image by Marcin from Pixabay

 

世間話ながら

僕の同僚の娘が自己愛性人格障害者との離婚を経験していて、その後の子供の監護などで今も揉めています。自己愛性人格障害者のやることはスタンプを押したように同じで、この同僚とはよく離婚談義や自己愛さんあるあるを話します。

その中でNew Jerseyでは、父親の親権は自動的に保証されると聞きました。

同僚の説明では、離婚に際して、いくら母親が父親の問題を指摘しても、父親が親権を失うことはないそうです。

まずは、共同親権と共同監護でやってみて下さいとなり、それで、何か問題があったら、その時考えましょうとなります。

 

裁判官の態度

モラ元妻が裁判命令に指定された父親の監護を妨害し続けたことで何度か裁判官による判断を仰いだ経験があります。

確かに父親の親権はまずは保証しますとの態度でした。

New Jerseyでは、父親の親権は自動的に保証されるは裁判官の間での暗黙の了解かもしれないけど正しいと思います。

 

モラ元妻が共同親権に同意

最初は単独親権を主張したモラ元妻でしたが、弁護士同士の話し合いで最終的には共同親権に同意しました。

New Jerseyでは、父親の親権は自動的に保証されるので、戦うのは無駄だし、片親疎外の証拠を残すだけだと諭されたのでしょう。彼女の性格なので、ちょっとでも単独親権を得られる可能性があれば、その主張を崩さなかったと思います。

 

New Jerseyの独特事情

以下のNew Jerseyの独特の事情を考えてもこの暗黙の了解は的を得ています。

1)経済苦

2)裁判所が忙しすぎる

New Jerseyは、家賃や固定資産税などが高く、生活コストが高く、経済的に生活し難い州です。つまり、アメリカの他の州に比べると、家庭を省みることが難しく、ひたすら忙しく働く父親の割合が多いと思います。

それが離婚となれば、僕の離婚するモラ元妻と同じように、父親は家庭を省みることがなく、子供達の学校行事や宿題などに関わって来なかったと非難し父親の親権剥奪を主張する母親が多くなるのでしょう。これって、婚姻中の役割分担であって、離婚後にどうするかの判断にこれ使うこと自体が意味不明なのですが、これを理解しない人は多いと感じます。

しかし、こんな母親の主張を精査する時間はNew Jerseyの裁判所にはありません。そもそも父親は母親と子どもを養うために必死に働いてきただけです。その父親から親権を奪うべきか同課の判断には、相当に時間をかけて精査しなればなりません。僕は裁判関係者ではないですが、New Jerseyの裁判所にその時間もリソースもないことは良く分かります。裁判所の日程がスケジュールされても、遅延や裁判所からのドタキャンが頻繁に起きます。

 

アメリカ人独特の価値観

その上でアメリカは、リスクはあっても、それを上回るメリットがあれば良しの文化です。そんなのが相まってこんな考え方になっていると思います。

沢山の母親が父親は家庭的でなかったと単独親権を主張するけど、New Jerseyでは致し方ない部分も多い。常識的に考えて、ほとんどの父親はごく普通の人間で子供との関わりを制限する必要なんてない。どのみち、母親が単独親権を主張するケースのすべての精査するなんて不可能。だったら、原則、母親の単独親権の主張は却下して、父親には共同親権を与えよう。ほとんどのケースはこれで上手く行くし、ダメでも手遅れになるケースはごく稀で、問題が起きたケースだけ対応すれば良い。

こんな感じだと思います。

この運用をすることで、母親の主張が正しく、酷い虐待を受ける子は、何十万か何百万に一人くらいは当然いるでしょう。それでもその他のほぼすべてが上手く行くなら良いとの考え方です。メリットがリスクを大きく上回るなら良しの文化です。

 

まとめ

とてもニッチな話題ですが、僕は、New Jerseyの裁判所の運用は正しいと思います。New Jerseyで離婚するお父様方ご安心ください。そして、お母様方は、自分の単独親権を主張するなんて無駄なことは止めましょう。片親疎外に使う労力を高葛藤を乗り越えて共同監護するために使うことをお勧めします。