とどめを刺した申し立て
調停で離婚同意後も8カ月以上離婚に抵抗してきたモラ元妻。
同意書の内容の大事な部分には同意し、口ではサインすると言うものの、音信不通、揚げ足取り、同意内容の反故、同意書の内容の細部の変更へ要求を繰り返すなど、いつまで経っても同意書へサインしよとしませんでした。
そんなモラ元妻へ自弁が「Harringon Motion」をしましょうか?と脅した後、モラ元妻は、12月11日ついに離婚同意書へサインしてきました。
最後の印籠を渡したであろうHarringon Motionを紹介します。
Harringon MotionはNew Jerseyに独特の手続きですが、おそらく、他の州にも似たような手続きが別の名称であると思います。参考にして下さい。
Harringon Motion in New Jersey
Harrington Motionとは、かなり特殊なMotion(申し立て)です。
離婚調停などで離婚協議内容の大事な部分への同意が成立しているが、どちらか一方が離婚同意書へ実際のサインをしない場合に裁判官に離婚の成立をサインなしで認めて貰います。
離婚協議内容の大事な部分とは、アリモニー、養育費や資産分配等です。
こういう場合に使いますとの実例として紹介されていたのは、正に僕の離婚するモラ元妻のことでした。
調停での同意内容を元に離婚同意書を作成するものの、1)音信不通を繰り返したり、2)同意内容を後から反故にしたり、3)同意書内の細部の修正を繰り返し要求して、実際のサインをいつまで経ってもしない場合に使います。
口頭では離婚協議内容の同意が得らているが、相手方は、音信不通を繰り返したり、何だかんだと、クレームを入れたり、小さな修正を要求し続けてサインをしないので、大事な部分の口頭での同意の意思表示をもって、一方のサインなしで離婚の成立を認めて下さい。
これがHarrington Motionです。
簡単に言うと相手がごねてごねて仕方ないのでサインなしで離婚の成立を認めて下さいということです。
複雑ですね。
僕のケースの実例
一方的に同意内容を後から反故にすると、また、新たな議論を始めるしかありません。そのやり取りは弁護士を挟んだ書面でのものなので、数日から一ヵ月かかります。
僕の場合は、モラ元妻は、自分勝手に自分の単独親権を主張しそれを取り下げさせるのに時間がかかりました。
共同親権が片付けば、今度は、養育費をもう一ヵ月分余分によこせでした。
これだって親権のことを話し合っているときに同時にやっておけばよいことですが、そうはせず、一日でも離婚成立を遅らせようとの意図が悪質です。
この問題を片付けた後は、公証ページが無いから入れろでした。
すべての修正点を一度に示して、一回ですべてを終わらせようとはしません。
一つ修正すれば、また次と何度でもやって来ました。
要はサインをしたくないのです。
同じことする人がたくさんいる
お分かりのように、この「Harringon Motion」はとても特殊な申し立てなのですが、ちゃんと名前がついたプロセスとしてNew Jerseyで定着しています。
つまり、ごねまくって是が非でも離婚同意書へサインしない人はたくさんいるのです。そう思うと何だかおかしくなりました。
対象者の多くは自己愛性人格障害者でしょうね。彼らはスタンプを押したように全く同じことをします。
超ダサい
自弁が「Harringon Motion」をしましょうか?と脅したので、モラ元妻は、やっとサインをしてきました。
確かに、こんな特殊な申し立てを経て、自分のサインなしで離婚が成立したとなると、まるで駄々っ子のように離婚に抵抗したことが記録に残ってしまいます。これはダサいですよね。
だから、仕方なくサインしたのだと思います。
それでも、自弁の脅しから約20日後のサインでした。何かちょっとヒネリというか嫌がらせを入れないと気が済まない人達です。
自己愛性人格障害者は本当に厄介です。
まとめ
New Jerseyの離婚裁判で使えるHarringon Motionを紹介しました。おそらく、他の州でも同じような手続きがあるはずです。
相手がごね続けて離婚同意書へのサインをしない場合に相手方のサインなしで離婚を成立させる申し立てです。調停など口頭での離婚協議内容の大事な部分の同意が必要です。
とても特殊な申し立てですが、ちゃんと名前がついて定着しているので、いい年こいた駄々っ子は案外と多いようです。
この駄々っ子達の多くはモラ人(自己愛性人格障害者)でしょう。