アメリカでの国際モラハラ離婚

モラ妻からのモラハラ実例、そこからの学び、人生の立て直しを綴ります

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都合の良い事実や論理だけを繋ぐモラハラ論法

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Image from Steve Bussinne via Pixabay

都合の良い点だけを繋いでいくモラハラ論法

モラハラ加害者からの攻撃に何とも言えない違和感を感じながらも、結局はいつも言いくるめられ傷ついている被害者の方へ知っておいて欲しいモラハラ論法を紹介します。

それは、自分にとって都合の悪い点には一切触れず、都合の良い点だけをつないでいく論法です。

全く傷つかなくなることはありませんが、「こういう論法を使うんだな」と知っておけばかなり楽になります。

いかに加害者が歪んだ認識を持っているかを知ることができるようになります。

 

 栗原勇一郎被告の裁判陳述

僕は、つい最近まで我が家のモラハラ妻がこの論法を使っていることを認識できませんでした。妻と議論になるといつも僕は言いくるめられ敗北するのですが、言いようのない違和感を感じていました。

一見、言いくるめられ、僕が悪いのような感じになるのですが、「それは僕が悪かったな」とか「僕が間違っていたな」と心から思えないのです。

自分が間違っていると言えばそうなのだけど、何とも言えない違和感を感じるのです。

その違和感がどこから来るのか長い間理解することは出来ませんでしたが、つい最近その原因を突き止めることが出来ました。

このモラハラ加害者が使う論法を認識したのは、栗原勇一郎被告の裁判陳述です。

正確には、echo168さんのブログです。

echo168.hatenablog.com

勇一郎被告は、心愛ちゃんが「夜中に騒いだ」、「自分から立っていると言った」、「屈伸すると言った」、「駆け足をやると言った」、「心愛ちゃんがお漏らしをした後片づけを一緒にすることになった。そこで心愛ちゃんが暴れ始めた」と、すべての責任を被害者に押し付けています。しかし、そもそもトイレにすら行けないようにすること自体、一体、どこまで酷い虐待かと思います

 

「トイレに行かせないようにした」という自分にとって都合の悪い部分には、一切触れることなく、「心愛ちゃんがお漏らしをした」という点だけを話しています。

他の供述も全く同じでしょう。

心愛ちゃんが虐待に耐えかねて何等かの抵抗をしたり泣き出したにも関わらず、自分が虐待をしたことには、一切触れることなく、心愛ちゃんが「夜中に騒いだ」という点だけを話しています。

「自分から立っていると言った」、「屈伸すると言った」、「駆け足をやると言った」も常識的に考えて勇一郎被告が、そうさせるように仕向けたにも関わらず、仕向けたことには触れることなく、「心愛ちゃんが自らそうすると言った」とだけ供述しています。

僕の妻も全く同じ論法を使います。

妻とは別に、僕の職場にもう一人、自己愛性パーソナリティ障害者がいるのですが、彼も全く同じ論法を使います。

自分の主張を通すのに都合に良い点だけを繋いでいくのです。

 

離婚弁護士からのメールに見てとれる妻のモラハラ論法

以前紹介しました妻の離婚弁護士からの最初に貰ったメールに妻が離婚を希望する理由が書かれていました。

 

My client has advised that she has literally not had any involvement with respect to the monthly budgetary needs of the family. Everything is controlled and disbursed by you.

妻は生活費の使い方について決定権を与えられていない。すべては夫がコントロールし支払いを行っていると言っています。つまり、自分がマネハラを受けていると主張しています。本当にこんな風に弁護士に言ったのだろうと思います。

 

妻の言っていることが間違っているのかと言えば、そんなことはありません。

正しいです。

でも、自分にとって都合の悪い部分には全く触れないという論法を使っています。

僕は妻からのマネハラにこの時点で7年ほど苦しんでいました。マネハラにはいくつか種類がありますが、妻の場合は、パートナーの同意を取ることなく高額の買い物をするというものです。そしてもう一つ足せば、パートナーが、その消費行動を見直して欲しいと頼んでも全く省みることがありません。そして、その出費が家計が成り立たなくなるほどの金額になります。

僕から妻へのお願いは、何にいくら使うかは任せるけれど収入の範囲内でやりくりして欲しいというそれだけです。家を手放すことになったり、破産は避けたいのです。

何年間も頼み続けましたが、妻の消費行動は改善されるどころか、悪化する一方でした。

たまりかねて、家のローンなどの固定費を支払うための銀行口座から、妻の名前を除きました。妻がその口座のお金へ手を付けられないようにしました。

事前にそうすることは妻に伝えました。

妻の名前がこの口座から除かれた後、すぐに妻は離婚弁護士のところへ駈け込み、自分が被害者だと主張しています。

妻が離婚弁士へ伝えたことは正しいですが、全く伝えなかったであろうことは以下の五つです。

1)妻自身が家計が傾くほどの消費を夫の同意を得ることなく7年間続けたこと

2)夫にその消費行動の見直しを何度も懇願されたのに全く聞き入れなかったこと

3)夫に一部のお金への使用を制限されることは事前に説明を受けたこと

4)夫が妻の一部のお金の使用を制限し、固定費の支払いするようになって、数日しか経っていないこと

5)夫がそうしなければ、家のローンの支払いなどが滞り、家計が大変なことになっていたこと

こういうことを伝えられなかった弁護士はどう思ったでしょうか。メールの文面に見てとれますが、僕からのマネハラが数年来にわたるものだと思ったでしょう。

まさか、妻が7年間に渡り夫にマネハラをしており、家計を心配し、たまりかねた夫が一部の固定費の支払いをするようになって数日しか経っていないなんて思わないでしょう。

DVモラハラ加害者は本当にこういう論法を使います。

 

さらに、僕の残りの給料は、妻との共同口座へ振り込まれているので、妻が全く生活費を渡されていない訳ではありません。

でもメールの中で自分は生活費の使い道への決定権を全く与えられていないと言っています。

僕には妻の思考パターンが良く分かります。

その共同口座への振り込み額は、夫が勝手に決めたもの(実際には固定費を支払った残金総額なので夫が決めたというよりは単なる引き算で導き出されている)で自分には決定権が無かった。

だから、弁護士には、自分は生活費の使い道への決定権を全く与えられていないと言っても構わない。

かなり拡大解釈ですが、こんな思考でしょう。

そして、ここでも、共同口座への振り込み額は固定費支払い後の残金であり、私には決めることが出来なったから私には生活費の使い道への決定権を全く与えられていない

と、下線の部分は話すことなく、赤字の部分だけを弁護士に伝えたと思います。

 

モラハラ加害者は、自分にとって都合の良い点だけを繋いで論理を構築しますが、その都合の良い点の中に、自分が意図的に都合の良く解釈したものが含まれます

 

妻が弁護士に生活費が与えられていないとモラハラ論法

妻が弁護士に出したメールの中にもう一つ良い例があります。

Now, we have only one joint account, which has only several dollars. Now my children and I have to ask for money to my husband.

夫と私の共同口座の残金が数ドルしかない。

子供達と私は、夫にお金の伺いを立てなればならい。

 

だから、裁判所から、夫へ生活費を私へ出すように命令書を出す手続きをしてほしい、という内容のメールです。

 

ここでも、妻の言っていることは全く正しいです。

その時、共同口座には数ドルしかありませんでした。

 

ここで妻が全く触れていないことが一つあります。

僕は、固定費以外の僕の給料をほぼすべてこの共同口座へ入れています。

その共同口座のお金を、残り数ドルになるまで使い込んだのは、妻自身だということです。

自分で使い込んだという事実には全く触れることなく、残金が数ドルである事実だけにスポットライトを当て、自分はマネハラを受けていると主張しています。

 

妻は、働いていませんから、共同口座の残金が無くなると次の振り込みまでは、僕にお金の伺いを立てなければならないっていうも正しいのです。

 

どうでしょうか?

こういう妻が一切触れない部分を知らずに妻からのメッセージだけを読んだら、夫が不当にお金を取り上げていると思ってしまいますよね。

 

職場でのモラハラ論理

妻とは別に、職場に一人自己愛性パーソナリティ障害者がいると書きましたが、彼との間に最近起きた議論も良い例なので紹介します。

僕は医生物学の研究しています。

ラボのメンバーにはそれぞれ実験スペースが割り与えられています。

新しい学生さんが僕の手伝いをしてくれることになり、以前の手伝いをしてくれていた学生さんの実験スペースを使って貰うことにしました。

かなり散らかっていたので自分なりに整理整頓して使って貰うことにしました。

掃除と整理整頓を終えて学生さんが帰った後で、その自己愛性パーソナリティ障害者が現れ、誰が片付けたんだ!と激高してきました。

自己愛性パーソナリティ障害者にときどき伴う性質に、物が溢れて片付けが出来ないというのがあります。彼も自分の実験スペースを全く片付けることが出来ず、物で溢れ全く実験が出来ない状態になったので、僕の学生さんのスペースを使っていたのでした。

しかも、その他人の場所でも片付けができないのです。それで、そんなに散らかっていたのかと理解しました。

僕は平和的な性格なので

「ごめん。ごめん。君が使っているって知らなかったんだよ。」と謝りましたが、彼の怒りは収まりません。

「シンイチは相当な自己中だ(You are so selfish!)。お前の実験スペースで同じことが起きたらどう思う!誰かが勝手に実験スペースを使ったり、実験道具を移動したらどう思う!はあ!答えてみろ!答えろー!!」

椅子を蹴り飛ばし、折角片付けたものを乱暴に実験台へ投げ戻し、もとの散らかった状態を作り上げました。

「だから、君が使っているって知らなかったんだよ。でも、学生さんもスペースがあった方が良いからね。君がこっちの方が良いって言うなら、君がもともと使っているスペースを学生さんに片付けて使って貰うようにしようか?」

「そこはもともと、俺の場所だー!」

「自分だけ二人分のスペースが欲しいっこと?」

ここで少し部が悪いと思ったのか突然コロナを持ち出しました。

「ソーシャルディスタンス!!」

「分かった。離れたよ。これで話せるかい?」

「もう、お前とは話したくない!話さない権利が俺にはある!」

だったら、ソーシャルディスタンスは、最初から持ち出すなよと思いました。

 

これも良い例です。

そもそも、自分は他人のスペースを無断で使っていること、他人の場所を使った後は片付けるというマナーに欠けていることには、一切触れません。

その上で自分に都合の良い点だけを繋いでいます。

他人が勝手に自分の場所を使ったらどう思う!?それは、嫌な気がしますよ。でも、そもそもそれやってるのあんたでしょ。

ソーシャルディスタンス!まあ、大事ですね。

話さない権利がある!ごもっともです。

こうやって、ときに全く関連がないようなことでも、自分に都合の良いものを繋いで論理を構築し攻撃してきます。

まさに、槍でも鉄砲でも持って来い状態で、頭に浮かぶすべての物の中から使えそうな武器を節操なく掴み取り攻撃してきます。

 

まとめ

モラハラ加害者は、自分に都合の悪いことには一切触れることなく、都合の良いことだけを繋いで論理を構築して攻撃してくる。

都合の良いものの中には、かなり強引に都合が良いものと解釈したものが含まれる。

都合の良いものの中には、全く関連がないようものを手当たり次第状態で使ってくることがある。

 

最後に

ある程度、相手の立場のなってものを見たり考えたりしようとする良識のある人は、このモラハラ論理を使って攻撃されるとどうしても言い負かされます。

加害者の個々の武器(加害者にとって都合の良いもの)は事実であり、それをいくつも繋ぎ合わされると、これに打ち勝つのは難しいです。

言い負かされた後に、なぜか素直に自分が悪かったと思えず、違和感を感じたら、相手はこの論法を使っているのかもしれないと思って検証してみて下さい。

加害者が、一切触れることのない都合の悪いものがあるのではないだろうか?個別には全く関係のない、都合の良い論拠を駆使していなかっただろうか?

その違和感の原因を突き止められるかもしれません。

 

この論法により傷つけられているモラハラ被害者にとっては本当に悲しいことを最後に書きます。

それは、真正の重度のモラハラ加害者は、何とか相手を騙してやろうとか、事実ではないけど自分に有利に物事が運ぶようにと考えてこの論法を使ってはいないということです。

これが、彼らの認識そのものなのです。

モラハラ被害者にとっては、加害者がずる賢くこの論法を使っているよりも、悲しいことです。

栗原勇一郎被告は、本気で自分は問題のある家族を持ってしまった被害者だと思っています。

僕の妻も、自分は夫からマネハラを受けていると本気で思っています。

ラボの同僚も自分はシンイチから自分の実験スペースをめちゃくちゃにされてと本気で思っています。

重度のDVモラハラ加害者は、冷静に公平に物事を客観視することができません。

認識そのものが歪んでいます。

 

以下の記事でモラハラ論法を総括しています。