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アメリカでの離婚に必要な書類(New Jersey)-前半ー

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はじめに

僕は現在アメリカで離婚裁判中です。

我が家のモラハラ妻は、離婚に必要な書類を提出しないという妨害工作をしていましたが、何とか提出して貰うことに成功しました。

その妻が提出すべき書類は何だったのかを説明するために、今回は、アメリカでの離婚裁判において提出が要求される書類を紹介します。

僕はNew Jerseyで離婚裁判を行っていますので、New Jerseyでの必要種類となります。

州によって異なりますが参考にはなると思います。

 

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Image by Gerd Altman via Pixabay

 

Compliant for Divorce (離婚申請書)

アメリカと日本の離婚の大きな違いの一つは、アメリカでは、必ず裁判所を通して離婚をしなければならいことです。

日本のように離婚届けを役所に提出して終わりとはなりません。

 

アメリカでの離婚裁判は、夫婦のどちらかがCompliant for divorce (離婚申請書)を裁判所に提出しPalintiff(原告)となることで始まります。相手側は、Defendant (被告)となります。

裁判所を通してCompliant for divorceが被告に届きます。

その後、被告が一定期間内(New Jerseyでは35日以内)にこれに回答しなければ原告の申し立ての通りの条件で離婚が成立します。

 

Answer and Counter Claim(回答と反訴)

被告側は、期限内にAnswer and Counter Claim(回答と反訴)を裁判所に提出します。

ほぼお決まりの内容と考えて良いと思います。

原告のCompliant for divorceの内容は承諾できないから反訴するという内容です。

 

Answer to Counter Claim(反訴への回答)

 原告は、裁判所を通して、Answer and Counter Claimを受け取ります。

この反訴に対する回答(Answer to Counter Claim)を提出します。

ここも、ほぼお決まりの内容です。

被告の Counter Claimの内容は承諾できない。

こうやって一連の離婚裁判が始まります。

 

Case Information Statement (CIS)

資産と家計の収入と支出をまとめる書類です。New Jerseyでの離婚裁判は、ビジネスライクでお金関連の取り決めするのが主な目的です。

その意味では、New Jerseyでの離婚裁判において最も大事な書類となります。

夫婦の資産がどれだけあるか。

持ち家の評価額、住宅ローンの残高。

預金、車、宝石などのその他の資産の情報を記入します。

資産分配をする上での判断材料にします。

我が家の場合は、浪費妻の異常な浪費を反映して預貯金はほぼ0でした。 

 

また、結婚生活がどのようお金の流れで賄われていて、離婚後も双方が同じような生活をするためにはどうしたら良いかを判断する材料とします。

我が家の場合は、無職モラハラ妻の浪費を妻の実家が送金によって支え続けたというあり得ない状況を反映したあり得ないCISとなりました。

一ヵ月の収入が$4,500で支出が$10,000越えというものです。

日本円で考えると一ヵ月の収入が45万円で支出が100万円越えです。

これで、離婚後も双方がそれぞれに住居を構えて、同じような生活をするためにはどうしたら良いかを判断すると言っても、答えは明らかです。

そんなことは無理!

だから僕の離婚の場合は、CISの目的が少し違ってきます。

妻の浪費と散財を証明するものとなりました。

 

銀行口座明細、クレジットカード明細、拠出確定年金明細

僕の離婚ケースでは過去24カ月分が要求されました。

 

給料明細

僕の離婚ケースでは直近の三回分が要求されました。

 

Custody/Parenting Time Plan

親権、監護権スケジュールに関する提案です。

アメリカでは、共同親権、共同監護権が一般的です。

僕は、その一般的な共同親権と共同監護権を提案しました。

子供達が母親と父親の住居を一週間ごとに移動するスケジュールを提案しました。

 

Interrogatories (質問書)

原告、被告ともに質問書を相手方に提出します。

僕の場合は、以下の4分野についてのInterrogatoriesを提出しました。

General(一般)

この離婚裁判に証人や第三者機関からの報告を出しますか?といった質問です。

 

Alimonry/Spusal support(配偶者補助)

Alimononyとは、収入の多い方が少ない方へ、離婚後も一定期間、生活費のサポートをする制度です。

生活力のない配偶者をサポートするシステムと言えば聞こえは良いですが。。

実はホームレス対策に予算を組みたくないという行政の怠慢から生まれた制度です。

 

Custody(親権)

親権に関する質問書です。

あなたの離婚する配偶者は親として問題があると思いますか?といった質問。

 

Employment(就労)

僕の妻は働いていなかったので、妻の就労能力に関する質問です。

最終学歴は何ですか?学位はありますか?

僕の妻は、名門医学部出で、MD. PhDの学位を二つ持っているとしっかりと自慢していました。

 

Answer to Interrogatories (回答書)

双方とも質問書に対する回答を提出します。

 

まとめ

今回は、僕がこれまで提出した離婚裁判前半で提出する書類をまとめました。

New Jerseyでのものですが、他の州でも似たようなものだと思います。

 アメリカでの離婚を計画している人は準備が必要です。

銀行口座やクレジットカードの明細を残しておいた方が良いでしょう。

うっかり解約してしまうと、後で明細を取り寄せるのに苦労します。

また、CISを準備するためには家計簿をつけておく方が良いです。

それから、僕の妻のように浪費、散財が顕著な場合には、その証拠を残す方が良いです。

New Jerseyの離婚はとにかくお金に執着するので、浪費は大問題で財産の不均等分配が認められたり、Alimonyや養育費の交渉材料として使えます。

また、New Jerseyとは真逆の人道やモラルを重要視する州では、散財自体がモラル違反として考慮されます。