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モラハラ人間(自己愛性人格障害者)が結婚できる理由 (3)被害者気質を見抜く

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なぜそんなモラハラ人間と結婚したの?

モラハラ人間(自己愛性人格障害者、ナルシシスト)は、DVやモラハラを行います。

被害者の置かれている状況には同情するものの、なぜそんな人と結婚したの?と疑問を持つ人も多いと思います。

そんな悪魔的な行いにも関わらず、なぜ、モラハラ人間は結婚できるのか?

なぜ、被害者は結婚してしまったのか?

当然の疑問だと思います。

理由はいくつかあります。

被害当事者として紹介しています

 

自己愛性人格障害者は、どいういう訳か、他人への共感性に優れて、穏やかで優しく、責任感のある人を見抜く能力があります。

このような特徴を持った被害者は、婚姻向きの人であることは間違いありませんが、一方で被害者体質でもあります。

モラハラ人間が結婚できる理由の一つは、モラハラ人間のことをある程度受け入れて、尊重し、信じることのできる被害者を見抜く能力があるからです。

 

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Image by Prettysleepy via Pixabay

 

共感性があり優しくて責任感のある人を見抜く

モラハラ人間が、獲物に求めるのは、共感性と優しさと責任感です。

そして、どういう訳か、モラハラ人間は、このような特徴を持った人を見抜く能力があります。

 

僕は、モラハラ妻が、かなり理不尽で、自己中心的な物言いをしても、何とか彼女の立場に立って理解しようと努力してきました。

全く理解できなくても、彼女が言うなら、その方向で考えてみようと努力してきました。

「あんたほど最低な人間はいない!」くらいの主張でもです。

モラハラ妻から見るとそう見えるのだなと思うようにしてきました。

自分で言うのも変ですが、僕は、意見が違っても、主張が変だと感じても、何とか相手の立場に立って理解する努力をする人間です。

人それぞれ意見や物の味方が違うのは当然ですから。

でも、僕のこの共感性をモラハラ妻はずっと利用してきました。

 

それから、僕は優しい部類の人間だと思います。

度重なる妻からの暴力を受けてきましたが、僕から、手を挙げたことは一度もありませんし、暴力で返したこともほとんどありません。

あまりに理不尽で、苛烈な殴る蹴るの暴行に対して、一度だけ、思わず蹴り返してしまったことがあるだけです。

自分の怒りやイライラを妻に理不尽にぶつけたこともありません。

自分からDVやモラハラをしたこともありません。

この僕の優しさもモラハラ妻に利用され続けたと思います。

 

それなりに責任感もあります。

男性DVモラハラ加害者は腕力と経済力で女性被害者をねじ伏せることができますが、女性加害者の場合は、それは難しいことがあります。

そのため、女性加害者が良く使う戦略は、被害者に罪悪感を与えてコントロールするというものです。

「そんな稼ぎで恥ずかしくないのか!」

「男のあんたがやって当然!」

「子供達はあんたを最低の父親だと思っている!」

この戦略に被害者が引っ掛かるのは、被害者の責任感によります。

責任感があるので、自分に問題があるなら、自分が何とかしなければならないとまんまとコントロールされてしまうのです。

 

被害者の共感性と優しさと責任感は、モラハラ人間にとって、とても都合の良いものだと分かります。

 

モラハラ人間は、このような特徴を持った将来の被害者を見抜く能力があります。

そして、狙いを定めて忍耐強く、褒めちぎりながら、手に入れようと努力します。

 

  

モラハラ人間は、結婚するまでは、モラハラはしません。

それでも、何等かの片鱗は現れます。

共感性と優しさと責任感を持つ人は、その片鱗を見落としがちです。

ときには、その片鱗すら、共感性と優しさと責任感によって許したり、自分の責任と考えて結婚に至ります。

 

モラハラ人間が嫌煙する人

モラハラ人間が嫌煙するのは、まさにこの逆の人です。

 

共感性のない人

共感性のない人は、モラハラ人間の常軌を逸した主張を、理解しようとしません。

「何を言っているのかわからない、理解する気もない」となり、モラハラをしにくい相手です。

 

優しくない穏やかでない人

ヤクザにモラハラをする人はいません。

モラハラをする人は、相手を選んでいます。

周りにいる一番優しくて穏やかな人に狙いを定めます。

僕の子供達も僕にはモラハラ(暴言や理不尽な要求)をしますが、毒母にはしません。

毒母は、気に入らなければ、子供への暴力も辞さない人だからです。

 

無責任な人

責任転嫁はモラハラ人間のお家芸です。

だから、モラハラ人間は、無責任な人を相手にしません。

押し付けた責任を引き受けてくれないからです。

我が家のモラハラ妻は、アメリカで医師免許を取るための試験を受験できないことを「あんたが家事と育児のすべてをしないから、私は未だに受験ができない!」と僕に責任転嫁しています。

僕が無責任な性格だったら、罪悪感を与えることができず、コントロールしたり憂さ晴らしをすることができません。

無責任な人には、責任転嫁できません。

「あっそう。でも、僕には、どうしてあげることもできないから、自分で何とかしてね。」

「あっそう。そんな僕を好きで選んだのは君だよね。」

このように答えられるとモラハラ人間は、責任転嫁ができず、もやもや、イライラします。

 

おわりに

モラハラ人間は、共感性と優しさと責任感を持つ人を見抜く能力があります。

モラハラ人間は、転嫁した責任を引き受けてくれて、理不尽な要求にも何とか答えよう努力し、虐待にも黙って耐える優しくて穏やかな人を探しています。

被害者は、このような能力により、モラハラ人間の異常性を見落としがちになります。

また、モラハラ人間の異常言動を自分の責任と考えたりします。

結果的に結婚に至ることになります。

被害者のこのような特徴により、加害者のその後のモラハラ行為を見抜けなかったり、助長します。

自分が悪いのだから仕方がない、どこの夫婦もこんなものなのかと考えたりします。

責任感から、自分がしっかりしなければとの的外れな努力をします。