アメリカでの国際モラハラ離婚

モラ妻からのモラハラ実例、そこからの学び、人生の立て直しを綴ります

MENU

通常の家族再統合療法(Reunification therapy)が片親疎外を悪化させる理由。 (1)子供と標的親の異常な上下関係を強める。

スポンサーリンク

はじめに

片親疎外とは、離婚を主なきっかけとして、一方の親(疎外親)が、もう一方の親(標的親)に対して拒絶や嫌悪感を抱くように子供を洗脳することです。

洗脳された子供は標的親を見下し関わることを拒絶します。

家族再統合療法(Reunification therapy)は、壊れてしまった家族の関係の再構築を目的として行われます。

しかし、通常の家族再統合療法は、片親疎外によって壊れてしまった親子の関係の再構築には役立たないだけでなく、むしろ、子供の洗脳を強めて、さらに悪化させてしまうことがあります。

その主な理由は、すでに洗脳されてしまった子供を中心においてセラピーが行われるからです。

f:id:afreshstart:20220213073630j:plain

Image by GeorgeB2 from Pixabay

 

Reunification therapyは始まったが

僕は現在アメリカで国際モラハラ離婚裁判中で、モラハラ妻による片親疎外に苦しんでいます。

僕の子供達は見事に毒母のよる洗脳を受けて僕を拒絶しています。

別居後、モラハラ妻の側へ、子供達と僕の関係改善を目的としたセラピーを要求しましたが、片親疎外を行っている張本人がこれを許すはずもなく、拒否され続けてきました。

仕方がないので、裁判所へ申し立てをしました。その結果、子供達と僕の関係改善を目的としたセラピーが、裁判所命令(Court order)の中で認められました。

2022年1月27日から、セラピーが始まりました。

その中で、これで良いのか?と疑問に思うことがあり、調べてみると以下のYouTubeが見つかりました。


www.youtube.com

原題の邦訳は、「通常の統合療法は片親疎外の場合には役立たないだけでなく有害な理由」です。

僕が疑問に思ったことがこの中で解説されていました。

自分の理解を深めてセラピストとより効果的なセラピーを行うためにこの内容を記事にしました。

 

通常の家族再統合療法がダメな理由-子供と標的親の異常な上下関係を強める-

通常の家族統合セラピーが、片親疎外の場合に上手く行かない主な理由は、子供と標的親の異常な上限関係、階級意識を強めてしまうからです。

片親疎外で子供が洗脳されてしまうと子供が標的親を嫌い拒絶するようになり、親子の関係は壊れてしまいます。

その他の一般的な「母親と娘の不仲」や「夫婦の不仲」のような壊れた家族関係の場合と、片親疎外とで、最も大きく異なる点は、片親疎外の場合は、身分差別に似た階級意識が子供の中に存在することです。

疎外親によって、子供は、標的親を否定、拒絶、侮蔑することを許されるだけでなく、強要されるからです。

子供の中に階級意識が存在し、その階級(ヒエラルキー)の中で、子供は標的親を自分よりもずっと下に位置づけます。自分は王族で標的親は奴隷身分のようなイメージを持っています。

子供と標的親と間に異常な上下の人間関係が出来上がります。

子供が上で標的親はずっと下です。子供は標的親に対してどんな酷い言葉で拒絶し侮辱しても一切の罪悪感を感じなくなります。

ときには疎外親の洗脳により、子供は、自分は、裁判所命令(Court order)や法律を超越した存在で、裁判所命令に従わなくても、法を犯しても良い存在であるとすら考えるようになります。

僕の子供達もこの状態です。

 

その他の一般的な壊れた家族関係の場合は、当人同士には、このような階級意識や上下意識は存在せず、対等な人間関係の中に対立や不仲の問題が存在します。

通常の家族再統合療法(Reunification therapy)が片親疎外を悪化させてしまうのは、この上下の階級意識を強めてしまうからです。

なぜ、そうなるのか、具体的な例を紹介します。

 

すでに洗脳された子供をセラピーの中心におく

セラピストは、一般的に子供の意見を尊重してセラピーの中心に起きます。

極端な例ですが、子供が疎外親の嘘を完全に信じて、標的親の悪口を同じようにセラピストに言う場合を考えます。

セラピストは、子供に寄り添い「そうだね。そうだね。標的親が悪いね。」と応えます。

第三者のセラピストに肯定されることで、子供は自分の正しさが認めれたと考えます。自分が標的親を拒絶し侮蔑する後ろ盾を得たと感じて、上下意識と階級意識をさらに強めて、標的親をさらに見下すようになります。

また、セラピストは、段階的な関係改善を求めることがあります。

「週末に一時間だけ、標的親と過ごすのはどう?」などと子供へ決定権を与えます。

片親疎外では階級意識が存在して、子供には、異常に高い地位と権力が与えられ、標的親には地位も権力もない状態です、

このように一般的な再統合療法は、すでに大きな力を与えられている子供にさらに力を与えて、すでの弱体化している標的親の力をさらに弱体化させます。

結果として片親疎外の構造をさらに強めてしまいます。

本来は、この逆を行わなければなりません。

すでに異常な力を持った子供の力を弱体化させ、すでに弱体化している標的親に力を与えなければなりません。

 

子供ではなく標的親に変わることを求める

完全に洗脳された子供は自分が間違っているとは微塵も思わないので、自分が変わろうとか、自分の何かを改善しようとは全く思いません。

一方で標的親は、関係改善を願って、お金も時間も使いセラピーに来ています。自分が変わることで、関係が改善するなら、喜んで変わります。

セラピストも人間です。

自らを変える意欲のある人と全く無い人のどちらに変わることを求めるでしょうか?

当然、変わる意欲のある人へ変わることを求めます。つまり、標的親へ変わることを求めます。

子供は、自分は正しいから、変わる必要はなく、標的親は間違っているから、または、問題があるから変わる必要があると理解します。

ここでも洗脳された子供が持つ上下の階級意識を強めてしまいます。

片親疎外の構造をさらに強めてしまいます。

 

標的親に謝罪を求める

上の二つの結果として、セラピストは、ときに標的親に間違いを認めさせて子供への謝罪を提案します。

子供は、標的親は間違っているから、または、問題があるから、謝罪しなければならいと理解します。

ここでも洗脳された子供が持つ上下の階級意識を強めてしまいます。

 

根本的な問題

通常の家族再統合療法が片親疎外の場合には、有害となる理由は、対等な人間関係の関係改善法を対等ではない人間関係を対等にする目的で使っているからと言えます。

例えば、通常の家族再統合療法では、「相手の主張を決して否定せず、受け入れましょう」や「相手を尊重しましょう」というテクニックがあります。対等な人間関係なら、これは上手く行きます。相手が自分を受け入れてくれたから、自分も相手の何かを受け入れてみようと考えるようになるからです。

でも、対等ではない上下関係を維持するための主張を受け入れると、その上下関係は維持される方向へ動きます。

片親疎外の場合は、子供が上で標的親が下という異常な上下関係を少なくとも平等に、願わくば、親の方が少し上になるよう戻すことが大事です。

しかし、通常のセラピーでは、子供が上で標的親が下という上下関係をさらに強めてしまうので片親疎外を悪化させます。

 

例題

常の家族再統合療法が片親疎外の場合は、上手く聞かない理由をいくつかの例え話で説明すると以下のような例が当てはまると思います。

 

カルトによる洗脳

片親疎外による洗脳は、カルトによる洗脳と非常に良く似ています。

そこで、カルトにより洗脳された人間をその家族が救い出す状況を想定します。

通常のセラピーは、洗脳された人間を中心に行われる状況だと言えます。セラピストは洗脳された人間の価値観を尊重して、救い出そうとする家族に変わることや謝罪を求めているようなものです。

救い出そうとする家族に向かって「あなた方も同じ神様を信じてはどうですか?」と言っているようなものです。

全く本末転倒で上手く行かないどころか悪化してしまうことは簡単に想像できます。

 

いじめ問題

片親疎外による洗脳を受けた子供と標的親の関係は、いじめっ子といじめられっ子の関係にも似ています。子供が標的親を無視したり、難癖をつけてイジメているような状態です。

通常のセラピーは、イジメっ子を尊重して行われると例えることができます。

「いじめられる方が悪いよね」を基本路線としてセラピーが行われる状態です。また、いじめられっ子に、いじめっ子への謝罪を要求しているようなものです。

いじめっ子にさらに力が与えられ、いじめられている方はさらに弱体化して、いじめが加速します。

 

身分差別の撤廃

片親疎外の場合のセラピーの目的は、子供と標的親の異常な上下関係を正常で平等なものに戻すことです。

身分差別の撤廃を求める場合と同じと言えます。

奴隷身分の人が王族に「私達への不当な差別をやめて下さい」と訴えている状態です。

ここで、先ほどの「相手の主張を決して否定せず、受け入れましょう」というテクニックを使ったらどうなるでしょうか。

王族が「あなた方奴隷身分の人達は差別を受けて当然ですよね」との主張に「そうですね。私達は差別を受けて当然ですね」と答えたらどうなるでしょうか。

差別撤廃への動きが進まないどころか、真逆に向かってしまいます。

 

片親疎外のセラピーはどうあるべきか?

通常のセラピーは対等な人達の問題解決を大前提としています。「どちらかが正しいとか間違っているかとは考えず、考え方が違うだけ、お互いの理解を深めれば、大丈夫」が基本路線です。

結果として、通常のセラピーは、片親疎外をさらに強めることになります。

では、どうするべきでしょうか?

片親疎外、カルトによる洗脳、いじめ、身分差別の場合には、どうするべきでしょうか?

やはり、間違っているものは、間違っていると伝えることです。

いじめ問題で、「いじめられる方が悪い」を基本路線としていては、全く解決には至りません。何があろうと「いじめる方が悪い!」と伝えるしかありません。

ある片親疎外のセラピストは、笑うことで、洗脳された子供の反応や考え方が間違っていることを伝えるそうです。

洗脳された子供に「君はなぜ、標的親が嫌いなの?拒絶するの?」と質問し、その答えが「標的親が自分を海外旅行に連れて行った。最悪につまらなかった。」と答えたそうです。

片親疎外による洗脳が進むと子供はこのように「標的親がすることは、すべて、悪い、間違っている」と言うようになります。普通の人には想像もつかないでしょうが、僕の子供達も洗脳が進んでいるので、これがあり得ることが良く分かります。

標的親が子供に喜んで貰おうとお金も時間も使って連れて行った海外旅行でも、完全に洗脳された子供は「最悪の出来事」として捉えるようになります。

これに対して先ほどのセラピストは笑いを入れて「マジで(笑)?本気で言ってるの(笑)?海外旅行に連れて行って貰えない子供なんて沢山いるんだよ。君の親が君に喜んで貰おうとプレゼントした海外旅行を本気でそんな風に思ってるの(笑)?マジで(笑)?」と返したそうです。

これをされると確かに子供は「あれ?僕の考えた方って何か変なのか?間違っているのか?」と思うようになります。

 

まとめ

通常の家族再統合療法(Reunification therapy)が片親疎外による洗脳を受けた子供には効果がないどころか、子供の洗脳を強めてしまいます。

この理由はいろんな説明の仕方ができます。

洗脳さらた子供の洗脳を解こうとしているのに、洗脳された子供の意見を尊重してセラピーが行わられるから。

子供の心の中に作られた標的親との異常な上下関係の解消を目指しているのに、その上下関係をさらに強めてしまうから。

子供の心の中に作られた差別的な上下関係、階級意識の解消を目指しているのに、対等な人間関係の改善法を行っているから。

片親疎外のセラピーは、子供に間違っていることを認識させることが大事です。

片親疎外により子供からの拒絶と攻撃を受けて傷ついた上に、その解決のためにセラピーを行うと子供の拒絶が悪化する。とても辛い経験ですが、僕も含めて標的親の多くが経験することです。

片親疎外の標的親の方は、これを知っておいた方が良いですし、これに備えた準備をしておく方が良いと思います。